株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝、証券コード:6184/以下「鎌倉新書」)は、2015年から2017年にかけて、「いい仏壇」利用者を対象としたアンケート調査を行ってきました。
仏壇購入実態調査 2017年
2017年に「いい仏壇」利用者を対象としたアンケート調査「仏壇 購入動向調査2017」(※1)を発表しました。
(※1)* 本アンケートは、2016年9月~2017年9月の期間中「いい仏壇」からクーポンを発行したユーザー(658名)を対象に実施しました。)
- お仏壇の全国平均購入価格は「34万円」家具調などの小さめサイズが人気
- 調査トピックス
- 仏壇の平均購入価格は全国で34万円
- 住まいに合わせた小さめサイズが人気
- 購入後の変化は「故人を思い出す頻度が増えた」が最多70歳以上の14%が「以前よりも幸せな気分になった」
- 仏壇の役割は「故人を偲び、対話する場」が80%
- 調査概要
- 強まる「インテリア志向」と「接客対応」へのこだわり
- お仏壇店とは「長いお付き合い」
- ユーザー情報について
- トピックス
- そもそも仏壇は必要か
- 仏壇を購入して将来の心配ごとがなくなった
- お子様への良い影響
- 円満な家族関係
- 仏壇購入と信仰心
- 進む購入価格の二極化
- 仏壇購入者からのアドバイス
- トピックス
- 仏壇えらびの不安:「お店はどこ?」「自分に合った仏壇は?」「置き方は?」
- 仏壇えらびの3つのポイント:【価格】【デザイン】【サイズ】
- 世代差が出たのは「見比べる仏壇店数」
- 購入単価:新規購入>買い替え
- 50%の方が、購入した仏壇を和室に設置
- いい仏壇について
お仏壇の全国平均購入価格は「34万円」家具調などの小さめサイズが人気
70歳以上の14%が「以前よりも幸せな気分になった」と回答〜
ライフエンディング領域でポータルサイト「いい葬儀」「いい仏壇」「いいお墓」と、お別れ会プロデュース「Story(ストーリー)」を運営する株式会社鎌倉新書(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝、証券コード:6184、以下:当社)は、「仏壇 購入実態調査2017」を2017年11月28日に公開いたしました。
今回の調査結果では、仏壇を選ぶ基準として、サイズ・デザインを最重要視するという方が7割を超え、現代日本の住環境や価値観に合わせた商品、家具の一つとして仏壇を選ぶという購買行動がみえてきました。
また、8割の方が、仏壇に「故人を偲び、対話する場」という役割を求めていることがわかりました。「以前よりも幸せな気分になった」との声もあり、仏壇が故人とのつながりを感じ、遺された家族がより良く生きていくために日常生活にもポジティブな影響を与えていることもわかりました。
一方で「仏様をお祀りする」という役割を求めている方は4割にとどまり、39歳以下の若い世代の5割で「家を守る」という要素を仏壇に求めていることなどから、仏壇が本来もつ仏教・宗教的意味合いの変化まで考察できる結果となりました。
調査トピックス
- 仏壇の全国平均購入価格は34万円
- 住まいに合わせた小さめサイズが人気
- 購入後の変化は「故人を思い出す頻度が増えた」が最多
- 70歳以上の14%が「以前よりも幸せな気分になった」
- 仏壇の役割は「故人を偲び、対話する場」が最多の80%
仏壇の平均購入価格は全国で34万円
仏壇の平均購入価格は全国で34万円。一番のボリュームゾーンは「5万円~15万円未満」で24%と、上置き型の小さめの仏壇を購入される方が多いことが伺えます。
一方、最大300万円で購入される方もいるなど、高級仏壇へのニーズも一定数存在することが伺える結果となりました。
住環境の変化に伴って仏壇の小型化が主流になる中、仏壇業界では小型でも商品のデザイン性、品質を高める創意工夫、家具メーカーと仏壇を共同開発するなど、仏壇をもっと身近なものにしてもらうための創意工夫や単価を維持するための努力を行っていることがみられています。
住まいに合わせた小さめサイズが人気
仏壇購入者が、仏壇を選ぶ際に最重要視するポイントが「サイズ」という方が50%に及ぶことが分かりました。仏壇探しで重視したこだわりポイントを3つあげてもらったところ、「サイズ」「デザイン」「価格」の3つが80%以上と圧倒的な結果となりました。その次には「仏壇店の接客」が21%となりました。
全国と首都圏を比較したところ、首都圏では比較的「デザイン」を重視する方が多い一方で、仏壇に「宗教・宗派」的な意味合いが第一と考える方が少なくなっていることが伺えます。仏壇は住環境と密接に関係しており、アパート・マンション中心の都市圏のユーザーは専用の仏間をつくる余裕はなく設置場所も限られてきます。
かつては、「神仏の宿る仏壇は家の大切な場所」に置きたいという思いが強くあり、まず仏壇を据えてから部屋のインテリアをととのえるという傾向がありました。しかし、近年では住環境や自分のスタイルありきで、インテリアに仏壇を違和感なく溶け込ませるという考えが主流になってきていることが、この結果からもみてとれます。
購入後の変化は「故人を思い出す頻度が増えた」が最多70歳以上の14%が「以前よりも幸せな気分になった」
実際に仏壇を購入した方に、購入後の変化したことを伺ったところ、「故人を思い出す頻度が増えた」を挙げる方が全世代通して63%と最多で、続いて「先祖とのつながりを実感する機会が増えた」「以前よりも心が穏やかになった」が多い結果となりました。
また、中には「故人の出る夢を多く見るようになった」とする方もいるなど、故人とのつながりを感じる証として、仏壇の役割を実感される方が多いということがわかります。
年齢別に比較すると、年齢が高くなるほど「以前よりも心が穏やかになった」「以前よりも幸せな気分になった」とする方が多くなる結果となり、仏壇が日常生活にもポジティブな影響を与えていることが伺えます。仏壇は故人を偲ぶため、先祖供養のためという役割がありますが、遺されたものがより良く生きていくための”つながりの装置”として果たす役割が大きいことがわかります。
仏壇の役割は「故人を偲び、対話する場」が80%
全世代を通じて、仏壇に対し「故人を偲び、対話する場」という役割を8割の方が求めている一方、「仏様をお祀りする」という役割に対しては43%とその半分程度しかありません。
仏壇は本来「仏様をお祀りする家庭の小さなお寺」としての意味合いをもつ宗教用具ではありますが、近年仏教・宗教的要素が薄れ、仏壇を「故人の位牌を安置する場所」、家具の一つとして考える方が多くなっていることがこの結果からも伺えます。
このことは寺院、檀家離れということとも関係しています。また、仏壇に求めることや役割として「家を守る」が39歳以下で50%。逆に70歳以上は15%と低い結果となりました。
人間関係や宗教心が希薄化していると言われる昨今において、39歳以下の世代はネットやソーシャルメディアなどで繋がることが当たり前の世代でもあります。この世代の半数が“「家」を守ってもらいたい”という役割を仏壇に求めるということから、日本の世相の変化までみえてくるのではないでしょうか。
調査概要
- 調査名 : 仏壇 購入実態調査2017
- 調査期間:2017年10月15日~2017年10月23日
- 調査対象:2016年9月~2017年9月の期間中「いい仏壇」からクーポンを発行したユーザー
- 調査方法:WEBアンケート
- 有効サンプル数:658
仏壇購入実態調査 2016年秋
2016年の10月13日に「いい仏壇」利用者を対象としたアンケート調査「仏壇 購入動向調査2016 秋」(※2)を発表しました。
(※2)* 本アンケートは、2015年5月1日から2016年8月31日までに「いい仏壇」でクーポンを発行した方(380名)を対象に実施しました。)
強まる「インテリア志向」と「接客対応」へのこだわり
お仏壇選びで重視する「こだわり」についての回答(図1)では、1位「サイズやデザイン」が45.5%と、約半数近くを占めています。続いて、2位「価格」が29.2%、3位「接客」が12.6%となっています。約9割の方が「後悔していることはない」と回答しています。
図1:お仏壇選びで重視する「こだわり」
2015年の購入実態調査においても同様に、「デザイン」や「サイズ」や「価格」は重んじられている傾向でしたが、店舗での「接客」もお仏壇・お仏壇店選びの注目ポイントとなっていることが分かります。
お仏壇がインテリア志向で選ばれるようになっても、仏事の知識が豊富なお仏壇専門店で詳しい説明をしてもらいながらお仏壇や必要な仏具を用意して、ご先祖様や亡き大切な方をしっかりとご供養したいという気持ちの表れだと思われますが、次に、お仏壇を購入された店舗についてのアンケート回答をご紹介します。
お仏壇店とは「長いお付き合い」
「いい仏壇」にてクーポン発行した店舗でお仏壇を購入された方を対象に、該当店舗を再度利用する予定があるかどうかをご回答いただきました(図2・対象:301名)
図2:お仏壇購入店のリピート利用予定
更に、上記301名の方々を対象に、どのような用件でリピート利用する予定があるかをご回答いただきました(図3・複数回答可)。
図3:リピート利用予定の目的
ユーザー情報について
アンケートへご協力いただいた380名の方々について、性別(図4)と、年齢(図5)の詳細内訳は、以下のグラフのとおりです。性別では男性が6割と多め、年齢では40代後半から60才までの方が全体の半数を占めています。
図4:ユーザー情報(性別)
図5:ユーザー情報(年齢)
仏壇購入実態調査 2016年春
株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝、証券コード:6184/以下「鎌倉新書」)は、2016年の3月17日に「いい仏壇」利用者を対象としたアンケート調査「仏壇 購入動向調査2016 春」(※3)を発表しました。
(※3)* 本アンケートは、2015年1月1日から12月31日までに「いい仏壇」でクーポンを発行し、仏壇を購入した方(330人)を対象に実施しました)
トピックス
- 仏壇は必要か?
- 仏壇の購入理由に変化の兆し
- 仏壇が子様の成長に与える影響は?
- 家族円満の秘訣は、「仏壇!?」
- これから仏壇購入する人へのアドバイス
そもそも仏壇は必要か
仏壇購入の満足度が図1です。7割以上の方が「大変満足している」と回答しました。また「仏壇を買って後悔していることはあるか」という問いに対して約9割の方が「後悔していることはない」と回答しています。
図1:購入した仏壇の満足の具合
仏壇を購入して将来の心配ごとがなくなった
図2は「仏壇購入して良かった点」(複数回答)ですが、故人を思う気持ちが上位を占めています。注目すべきは、これを55歳以上の方の回答に絞って集計した結果(図3)です。約3人に1人が「将来の心配事がなくなった」と回答しています。
老後の不安の一つとして、自分の死後「家族に迷惑をかけたくない」という方が多くおられます。決して安いとは言えない仏壇を、自分が亡くなる前買う、将来はこれがスタンダードになるかもしれません。
図2:仏壇購入して良かった点(全年齢)(複数回答)
図3:仏壇購入して良かった点(55歳以上)(複数回答)
お子様への良い影響
仏壇を購入することによって、小さいお子様に対して「思いやり」を育む良い影響があったと感じるご家庭もあるようです。仏壇に毎日手を合わせる様子を見て、子供の日々の成長を感じられるのかもしれません。
- 「毎朝背筋を伸ばし、手を合わせて、お供え物を上げるようになった」
- 「人が死ぬ、ということをなんとなく認識したらしい」
また、青年以上のお子様に対しても良い影響を与えているようです。
- 「自分の道を模索し始めた」
- 「実家に顔を出すようになった」
- 「生前は喧嘩ばかりしていたけど、いまでは(仏壇に)毎日朝晩あいさつしています」
円満な家族関係
仏壇を昔から持っているご家庭の8割以上が「家族の仲が良い」と回答しました。仏壇があることで、家族間のコミュニケーション量が増え、家族観の仲が良い、と感じるのかもしれません。
また、夫婦仲や親戚関係が良好と回答した人も半数近くを占めています。仏壇に手を合わせることで、子供だけでなく、大人にも、心を落ち着かせる良い影響があるのかもしれません。
図4:仏壇を既に持っている人の現状
仏壇購入と信仰心
仏壇を購入した95%以上の人が、「自分の信仰心は強くない」、と回答しています(図5)。仏壇購入の理由として、宗教上の理由というより、故人を偲びたい、や先祖供養という思いが強いようです(図2)。
図5
進む購入価格の二極化
仏壇の購入単価は二極化が進んでいます。最も多い購入価格帯は、35~50万円未満ですが、2番目に多い価格帯は5~15万円未満です。また、15万円未満の仏壇を購入された方はミニ仏壇、35~50万未満はモダン仏壇や伝統的な仏壇、50万円以上の方は金仏壇などを購入されているケースが多いようです。
また年収と購入金額の相関関係ははっきりせず、購入金額は故人を思う気持ちの強さで決まってくるようです。
図6:仏壇の購入単価
図7:年収100万円以下の仏壇購入単価
図7:年収101万~300万円の仏壇購入単価
図7:年収301万~500万円の仏壇購入単価
図7:年収501万~700万円の仏壇購入単価
図7:年収701万~900万円の仏壇購入単価
図7:年収901万円以上の仏壇購入単価
仏壇購入者からのアドバイス
今回、お仏壇を購入された方々から、購入を迷っている方へのアドバイスをいただきました。
- 複数店舗を回ることをお勧めします。(男性 40~44歳)
→アンケートでも約7割が複数店舗に行かれています(図8) - 妥協しないこと(女性 30~34歳)
気に入った仏壇が見つかるまで、何店舗か下見をした方がいいと思います。(女性 65~69歳) - 購入者のレビューを参考に、お店の特徴を確認してから行くと良いと思います。(男性 30~34歳)
→仏壇総合サイト「いい仏壇」利用者の93%以上が「満足している」と回答(図9) - 良いお仏壇選びとは、ご先祖様を思う気持ちが一番だと思います。
- 気持ちがこもっていたら金額や形など関係ないと私は感じました。(女性 40~44歳)
図8:購入するまでに仏壇を見て回った店舗数
図9:いい仏壇 利用者の満足度
仏壇購入実態調査 2015年
株式会社鎌倉新書(東京都中央区、代表取締役社長兼会長CEO 清水 祐孝、証券コード:6184/以下「鎌倉新書」)は、2015年12月28日に「いい仏壇」利用者を対象としたアンケート調査「仏壇 購入動向調査2015」(※4)を発表しました。
(※4)本アンケートは、2015年1月1日から2015年10月22日までに「いい仏壇」でクーポン発行をしていただいたお客様を対象に行っております。
トピックス
- 仏壇を購入者の50%以上が、「いい仏壇店さがし」「いい仏壇さがし」の不安を持っていた。
- 仏壇購入の決め手は、「価格」「デザイン」「サイズ」。
- 見比べる仏壇店数は、50歳以上の方は少ない傾向(50歳未満に対して-10ポイント)にある。
仏壇えらびの不安:「お店はどこ?」「自分に合った仏壇は?」「置き方は?」
仏壇えらびを始めた頃の心配や不安を伺ったところ、1位:「良い仏壇店がどこにあるのか、わからなかった」、2位:「気に入るデザイン、自宅に合うものがあるかどうか、不安だった」、3位「仏壇の置き方や供養について、わからなかった」と続きました。
購入する仏壇への迷う気持ちと同じように、購入する場所についての不安が大きいことがうかがえます。
仏壇えらびの3つのポイント:【価格】【デザイン】【サイズ】
仏壇を購入したお客様が「購入時に重要だったこと」として挙げたのは、1位:価格、2位:デザイン、3位:サイズでした。一方で、「仏壇を購入した決め手」という質問に対しては、「好みのデザインの仏壇に出会った」が最も多い回答でした。
デザインやサイズ面で自分に合った仏壇と出会えるかどうか、オトクに買えるかどうかが仏壇えらびのポイントのようです。
世代差が出たのは「見比べる仏壇店数」
仏壇えらびに見て回る仏壇店数は、84%の方が3店舗位内と回答しています。このうち1店舗のみで仏壇を購入している割合は、世代によって差が見られました。
50歳以上が41%に対し、50歳未満の世代では31%と、10%の乖離があります。ライフスタイルやこだわりに合わせて、お店を見て回っていることがうかがえます。
購入単価:新規購入>買い替え
仏壇の購入単価は、初めて仏壇を購入する層が買い替え層を上回りました。買い替え層は特に25万円未満の割合が高く、コンパクトな仏壇に買い替えている傾向がわかります。
50%の方が、購入した仏壇を和室に設置
都市部のマンション居住者層を中心に、リビングに置くコンパクトな仏壇が注目されていますが、全国的には和室に置いている方が半数をしめました。
いい仏壇について
仏壇総合サイト「いい仏壇」概要
株式会社鎌倉新書が運営する「いい仏壇」(URL:https://www.e-butsudan.com/)は、全国の仏壇店を無料で簡単に探すことができる仏壇総合サイトです。全国5,000店以上の仏壇店をインターネットで手軽に探すことができます。
また、最大30万円のギフトカードがもらえるクーポンを提供しています。365日対応の「いい仏壇 お客様センター」では、お客様のご希望にそった仏壇店のご案内や、仏壇にまつわる様々なご相談をお受けしています。その他、仏壇に関する各種データがそろっていますので、お気軽にお問合せください。(mail@e-butsudan.com)
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