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近年、大量生産された海外製のお仏壇が増え、何の表示もなく国産品と同じように店頭に並んでいます。
漆塗りと金箔が豪華で日本の伝統でもある「金仏壇」においては、現在国内で販売されているもののうちおよそ80%は海外製のものです。
しかし、近代化が進み、大量生産品があたりまえになった時代の中でも、変わらず日本古来の伝統文化や技術を守り続け、惜しみなく手間をかけ、価値のある高級仏壇を作っている職人たちがいます。
今回は、岸和田市で創業後200余年、伝統技術と伝統文化を守り続けてお仏壇一筋に製造に励み、国産品が普及するよう努めている『仏壇のシメノ』岸和田本店の〆野浩一社長に「金仏壇」の魅力や製造のこだわりについて詳しくお話を伺いました。
「金仏壇」や「漆塗り仏壇」とは?
「金仏壇」は、塗り仏壇とも呼ばれ、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってあるお仏壇のことを指します。
製造に多くの工程や職人の手を必要とし、熟練の職人が手間暇をかけて一つ一つ丁寧に製造します。
また、江戸時代からの歴史を持つ「金仏壇」の産地は全国各地にあり、それぞれの地で古くから伝えられた地域性のある「金仏壇」が作られています。
各地の職人が伝統的な技法と材料を用いて作る「金仏壇」は、伝統工芸品として経済産業大臣から認定を受けているものがあります。
現在、大阪仏壇をはじめとする15の産地で作られる「金仏壇」が高級仏壇である伝統工芸品として認定を受けています。
地域によって「金仏壇」にも形式の違いがあるようですが、『仏壇のシメノ』岸和田本店の〆野社長に、岸和田・大阪エリアで作られる「金仏壇」の特徴や歴史についてお話をお聞きしました。
大阪仏壇が盛んに造られるようになったのは、江戸時代に入ってからと聞いています。もともと四天王寺さんや浄土真宗の拠点があったこともあり、お仏壇が普及して「金仏壇」の産地として発展してきました。大阪仏壇の一番の特徴は「かなもんがた」と呼ばれる金具の形をした高蒔絵です。他の産地ではお仏壇の内部に飾り金具が打ってありますが、大阪仏壇では金具が錆びることを防ぐ為に、手書きの蒔絵で金具の模様を表現しています。また、彫刻に彩色を施して、より立体的に豪華に見せているところも特徴の一つです。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
『仏壇のシメノ』では、本店のある岸和田市と石川県輪島市に自社工場を持ち、高級純金塗仏壇「輪島塗仏壇」や「大阪仏壇」をはじめ、伝統技術である「漆塗り」や「蒔絵」などを施した「伝統工芸仏壇」を多数製造しております。
「金仏壇」の国産品 or 海外製の違いや見分け方は?
海外製の「金仏壇」が多く製造・販売されるようになりましたが、一般の方が見て違いがわかるものなのでしょうか。
専門知識がなければ見分けは難しい
一般の方が見て国産品(高級品)と海外製(一般普及品)を見分けるのはおそらく難しいでしょう。
他の国産品と同じように新品の状態で店舗に並んでいると、一見同じように思われるかもしれません。
長く使うと国産品の良さや価値が目に見えてわかる
熟練の職人が作る本物の「金仏壇」いわゆる高級仏壇は、修復して長く使うことを前提に製造されています。
そのため、きちんとメンテナンスをすれば、お仏壇の価値が下がることはなく、何世代にもわたりお参りできる程の耐久性を持っています。
しかし、海外製の「金仏壇」の多くは、量産化とコスト削減のため、化学塗料や安価な金箔が使用され、工場での流れ作業で製造されています。
そのため、修復が難しく、傷んでくると買い替えざるを得ません。
新品の状態では見分けが難しいかもしれませんが、長く使うとその違いは一目瞭然です。
そこで、『仏壇のシメノ』岸和田本店の〆野社長に、一般人でもわかりやすい国産品の「金仏壇」を見分けるポイントがあるのかをお聞きしてみました。
見た目だけでお仏壇の産地や品質を見分けることは、まず一般の方には無理でしょう。ですからお店で産地や品質について、納得できるまで詳しく尋ねてみることが重要です。
また、現在、経済産業省に認可を受けた「仏壇公正競争規約」というお仏壇の品質表示基準があります。仏壇公正取引協議会に加盟している仏壇店は品質や生産地を正しく表示していますので、安心です。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
「長く使える高級品の金仏壇を探している」という方は、信頼できるお店で店舗スタッフに相談されるのが良いでしょう。
『仏壇のシメノ』は、店内のすべてのお仏壇に、品質と生産地を表示しております。
お客様に安心してお仏壇のご購入をしていただけるよう正しい品質表示・原産国の記載を約束する「仏壇公正取引協議会」に加盟しておりますので、安心してお求めいただけます。
「金仏壇」をお探しの方や購入を悩まれている方は、一度ご相談ください。
シメノの「金仏壇」特徴とこだわり
『仏壇のシメノ』は、大阪では数少ない製造元のひとつです。
木地・塗り・箔押し・蒔絵・彩色・組立と、ほとんどすべての工程を岸和田と輪島にある自社工場で製造しております。
海外製のように短納期・低価格での製造はできませんが、熟練の職人が代々受け継がれてきた伝統の技を守り続け、最高級の「純金塗り仏壇」を製造しております。
『仏壇のシメノ』自慢の伝統技をもって生み出される「金仏壇・本手造り伝統工芸仏壇」の製造過程や特徴を紹介していただきました。
『シメノ』の職人による製造過程
木地
圧縮ボード材や合板が多く使用され、また組立時にはタッカー(鋲打機)によって組立されており、修理・解体が困難なお仏壇が多いです。
【シメノの金仏壇・伝統工芸仏壇】
長年乾燥させた松・杉・桧などの良質な材料を使用し、熟練の職人によってほとんど釘を使わない「ホゾ組」加工で仕上げています。
組立・解体が容易なため、修理時にも木地を痛めることなく修復可能なのです。
塗り
「金仏壇=漆塗り」と思われている方も多いと思いますが、現在販売されているお仏壇の90%以上はカシュウやウレタンなどの化学塗料で仕上げられています。機械による吹付塗装により短期間で仕上げることが可能です。見た目には漆仕上げと見分けが付きませんが、価格や耐久性が大きく異なります。
【シメノの金仏壇・伝統工芸仏壇】
天然漆を職人が刷毛で塗り上げる昔ながらの伝統技法で製作しています。熟練の職人がすべて手作業で仕上げるため、手間と時間がかかり高価ですが、耐久性に優れ永年にわたってお祀りいただけます。
摺り漆仕上げ
金を薄く引き延ばした「金箔」や金の粉末「金粉」が使用されていますが、いずれも非常に薄いもので、拭くと簡単に剥げてしまいます。そのため、汚れが付着しても拭き掃除ができず、気になってついつい拭いてしまったことで金が剥げて黒くなってしまったお仏壇をよく見かけます。
【シメノの金仏壇・伝統工芸仏壇】
「金箔」や「金粉」の上に、天然の漆を数回にわたって摺り込んでいますので、簡単な拭き掃除をしていただくことができます。そのため、通常のお仏壇よりも綺麗な状態を長く保つことができます。また、漆を摺り込むことで、通常の金の輝きよりも落ち着いた重々しい金色になり、高級感があります。
蒔絵
【一般的に販売されている海外製などの金仏壇】
金仏壇には「蒔絵」と呼ばれる花鳥柄や風景画などの装飾が施されています。伝統技法では、漆で模様を描き、金粉や銀粉などを蒔き付けて仕上げるのですが、近年では印刷技術の進歩により何枚も同じ柄を量産できる「スクリーン印刷」や「蒔絵シール」が一般的になっています。
【シメノの金仏壇・伝統工芸仏壇】
昔ながらの伝統技法である「高蒔絵」や輪島塗の最高級蒔絵である「砥ぎ出し蒔絵」などの技法で、時間をかけて一つ一つ手作業で丁寧に蒔絵を描いています。非常に耐久性に優れ、また何層にも塗り重ねられた色漆が非常に美しい仕上りです。
これらの工程を経て、『仏壇のシメノ』自慢の「金仏壇」である「本手造り伝統工芸仏壇」が製作されます。
昔ながらの本手造りとこだわりの伝統技術が認められたシメノの「金仏壇」は、経済産業省主催の「全国伝統的工芸品仏壇仏具展」で数々の賞を受賞しております。
以上が『仏壇のシメノ』の「金仏壇」完成までの流れです。
こだわりの技法で手間暇をかけて製造される「金仏壇」ですが、製造にかける想いを『仏壇のシメノ』岸和田本店の〆野社長に伺いました。
先代社長の父は「本手造り」へのこだわりが強く、伝統技法を使った高品質の大阪仏壇を造り続けてきました。
現在、大阪府下で製造される金仏壇は少なくなってしまいました。海外の製品が普及し、職人さんも高齢となり造ることが難しくなっています。
シメノでは、最高級漆器で有名な石川県輪島市に自社工場を作り、輪島塗の優れた漆塗り技術をお仏壇の製造に活かしています。先代の熱い思いを受け継ぎ、これからも高品質の「大阪仏壇」を造り続けていきたいと思っています。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
シメノが自信をもっておすすめする「金仏壇特集」
実際に、『仏壇のシメノ』こだわりの「金仏壇」を〆野社長に紹介していただきました。
1. 伝統工芸仏壇(諸宗派用)
諸宗派(浄土宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・天台宗)用の伝統的な大阪仏壇です。
耐久性に優れ漆下地・天然漆塗り仕上げ・輪島塗研ぎ出し蒔絵と、最高級仏壇のすべてを兼ね備えているだけでなく、収納力の高い5杯の引き出しもあり、シメノが自信を持っておすすめする伝統工芸仏壇です。
【品質表示】
・木地:桧 ・下地:漆仕上げ(堅地) ・正面表面仕上げ:台輪:漆仕上げ(天然漆手塗り)/大戸:漆仕上げ(天然漆手塗り) ・主な金箔粉等:金粉 ・原産国:日本(シメノ自社工場製作)
私が自信をもってお薦めする「輪島塗大阪仏壇」です。大阪仏壇の伝統技術と輪島塗の漆塗りを組み合わせた少しおしゃれな金仏壇です。金の部分を少なくして落ち着いた雰囲気に。そして扉や内部には輪島の蒔絵をいれ、上品で高級感のあるお仏壇です。お手入れもし易く永年綺麗にお祀り頂くことができると思います。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
2.伝統工芸仏壇(西本願寺派用)
西本願寺派用、御堂造りの最高級品です。
現在ではよほどの高級品にしか使用されない堅地(漆下地)を施し、総天然漆塗りで仕上げました。(一部彫刻を除く)繊細な彫刻、彩色、砥ぎ出し蒔絵、どれをとっても高級品に相応しい仕上がりです。
【品質表示】
・木地:檜 ・下地:堅地(漆下地) ・正面表面仕上げ:台輪:天然漆ハケ塗り/大戸:天然漆ハケ塗り ・主な金箔粉等:金粉(直蒔き摺り漆仕上げ) ・原産国:日本(シメノ自社工場製作)
3. 全国伝統的工芸品仏壇仏具展 受賞作品
伝統技法によって製作され、厳しい検査に合格した最高級品だけが出品を許されている業界唯一の全国大会において、賞をいただいたシメノの「金仏壇」を一部ご紹介いたします。
全国の製造元が技術を競い合う大会において、数々の賞を受賞されていることからも『仏壇のシメノ』の技術力の高さやお仏壇の品質の良さが伺えます。
シメノの人気商品!輪島塗で仕上げた「漆塗りモダン仏壇」をご紹介
『仏壇のシメノ』では、自社の「輪島工場」にて「輪島塗」の伝統技法で仕上げられた様々なタイプのお仏壇を製造しております。
この「輪島塗仏壇」は、業界初の試みで、輪島塗職人の高度な技術を取り入れた最高品質のお仏壇を製造しております。
今回はその中でも人気のある「漆塗りモダン仏壇」を〆野社長に紹介していただきました。
1. 15号輪島塗仏壇「桜」
日本の漆塗りの最高峰「輪島塗」で製作された最高級のモダン仏壇です。
輪島塗の特徴である非常に耐久性にすぐれた「布着せ本堅地」技法による下地、上質の天然漆を塗り重ねる「溜塗り」、塗面を手作業にて研磨し、鏡のような美しさに仕上げる「蝋色仕上げ」、色漆と金粉や銀粉で丁寧に描かれた「研ぎ出し蒔絵」
約1年の歳月をかけて完成させた最上品です。
【品質表示】
・木地主材料:木質繊維板
・下地:布着せ本堅地
・正面表面仕上げ:台輪:天然漆蝋色仕上げ/大戸:天然漆蝋色仕上げ
・主な金箔粉等:金粉
・原産国:日本(自社工場製作)
生活スタイルの変化と共にお仏壇のデザインも変わってきました。仏間ではなくリビングにお仏壇を置かれる方が多くなり、モダンなスタイルのお仏壇が普及しています。そこで輪島塗のモダン仏壇を製作したところ、全国からお問い合わせを頂き、納品させて頂いております。輪島塗の最高品質のお仏壇ですので高価ですが、自社工場で製作していますので価格を抑えてご提供させて頂いております。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
2. モダン仏壇「菖蒲」上置型
伝統工芸輪島塗の技術をいかした高級モダンスタイル。
色漆を何層にも塗り重ねて描かれた、色鮮やかな「菖蒲」の蒔絵がスタイリッシュなデザインです。
【品質表示】
・木地主材料:木質繊維板(MDF)
・正面表面仕上げ:台輪:ウレタン塗装/戸板:漆仕上げ
・原産国:日本(自社工場製作)
輪島塗の蒔絵を取り入れたお仏壇です。輪島塗の伝統技法である「研ぎ出し蒔絵」は、上品で非常に高級感があり、また、耐久性にも優れた蒔絵技法です。菖蒲の蒔絵は、紫や緑、水色の色漆が白いお仏壇によくマッチして、すごく綺麗ですよ。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
3. 輪島塗仏壇「椿」
布着せ本堅地、天然漆蝋色仕上げの最上品です。
総溜塗りで仕上げられた塗面は、角々だけが赤く透けていて非常に美しい色合いです。
また扉に描かれた「椿」の研ぎ出し蒔絵は上品で高級感があり、扉を閉じても開いても図案が繋がるように工夫されています。
【品質表示】
・木地主材料:档(能登ヒバ)・一部合板
・下地:布着せ本堅地
・正面表面仕上げ:台輪:天然漆蝋色仕上げ/大戸:天然漆蝋色仕上げ
・主な金箔粉等:金粉
・原産国:日本(自社工場製作)
小さくても高級なお仏壇をお探しのお客様に好評を頂き、都心のマンションなどにお納めさせて頂いております。鏡のように磨きあげられた漆の輝きと椿の蒔絵の色合いが非常に綺麗です。別注品お製作も承りますので、ご相談下さい。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
「金仏壇」のご相談なら大阪・岸和田で製造販売を手掛ける『仏壇のシメノ』へ
今回インタビューに応じていただいた『仏壇のシメノ』岸和田本店では、伝統の技法を受け継ぎ丁寧に製造される「高級仏壇・金仏壇」に限らずその他お仏壇に関すること、お仏壇の修理や修復に関すること、ご供養のことなど、どんなことでもご相談を承っております。
豊富な知識をもった「全国優良仏壇専門店会」認定の「お仏壇アドバイザー」が丁寧に対応してくれます。
また、ご購入後のアフターフォローもお任せください。
自社工場である「岸和田工場」と「輪島工場」にて輪島塗の伝統技法で一つ一つ丁寧に修復させていただきます。
熟練の職人により、昔ながらの伝統技法で丁寧に修理させていただきますので、安心してお任せください。
本手造りにこだわった高級金仏壇をはじめ、最高品質の輪島塗仏壇、高級唐木仏壇、おしゃれなモダン仏壇も数多く取り揃えております。また別注品の製作や、お仏壇の御修理にもこだわっていますので、ぜひご相談下さい。
仏壇のシメノ 岸和田本店 〆野浩一社長
仏壇のシメノ/岸和田本店 店舗情報
店舗名 | 仏壇のシメノ/岸和田本店(ぶつだんのしめの/きしわだほんてん) |
所在地 | 〒596-0074 |
アクセス | 【お車でお越しの方】 【電車でお越しの方】 |
営業時間
| 9時30分~18時30分 |
お問合せ先 | 電話:072-422-0193 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
仏壇のシメノ/岸和田本店の『クーポン発行/来店予約』はこちら
お店へのアクセス情報はこちら
仏壇のシメノ/堺鳳店 店舗情報
店舗名 | 仏壇のシメノ/堺鳳店(ぶつだんのしめの/さかいおおとりてん) |
所在地 | 〒593-8326 |
アクセス | 【お車でお越しの方】 【電車でお越しの方】 |
営業時間
| 9時30分~18時30分 |
お問合せ先 | 電話:072-266-4193 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
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