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お墓参りや日々のお参りで欠かせないお線香。
普段深く考えずお線香をあげている方も多いかもしれませんが、実はこの「お線香をあげる」という行為にもちゃんと理由や作法があるんです。
そして、サイズ・燃焼時間・香りや煙の種類など、場面や使用用途に応じてたくさんのお線香が販売されています。
そんな意外と奥が深いお線香について、北九州市小倉で一般参加者にお線香の人気投票を行う「北九州お線香選手権」を開催し、新商品のお線香パッケージである竹の線香ケースを自宅のベランダで作る程のお線香の達人でありながら老舗仏壇店の専務取締役も務める『野上神仏具店 北九州小倉本店』専務取締役 野上哲平様にお線香の種類や場面に合わせた選び方、また自慢のお線香を教えていただきました。
お線香の歴史・お線香をあげる理由
現在では、お線香はご供養の際に用いるものとして一般的に知られています。
お線香の元となったのは「お香」だと言われており、古代エジプト人が、王様が亡くなった時に亡き骸に香料をたっぷりと塗り、手厚く葬るなどして使用したことが祈りや供養として使われるようになった原点だと言われています。
日本では、飛鳥・奈良時代に「お香」として仏前を浄めるなど宗教的意味合いで用いられていたようで、「日本書紀」に香が伝えられたことが記されています。
その後、平安時代には、貴族の間で香料の調合や香りを楽しむお香の文化が広がりました。
今の形に近い「お線香」が日本に伝わり製造されるようになったのは、約300年前の江戸時代が始まる頃とされています。
中国で「お線香」という形式に発展をとげ、良い香りを調香して引き出すようになったものが、現在の日本に伝えられ一般庶民の間でも広く用いられるようになりました。
仏前で供養する際に手軽に使いやすいものとして重宝されるようになり、今に至ります。
四十九日法要の前後でお線香をあげる理由が変わる?
「お線香を焚く」とも言いますが、身も心も清めてから仏様に近づかせていただくためで、自分自身とお仏壇の空間を清めるという意味でお線香をお仏壇の中央部の香炉で焚きます。
そして、四十九日法要を終える前後でお線香をあげる意味合いが少し異なります。
四十九日法要より前
「食香(じきこう)」といい故人様や仏様のお食事としてお線香をあげます。
亡くなってから四十九日の間、故人様の魂はこの世とあの世をさまよっていると考えられています。
また、仏教では、「故人様は香りを食べる」という考え方があるため、その間のお食事として絶えることなくお線香を焚き続けます。
四十九日法要の後
法要後、仏様になった故人様と「心を通い合わす」という意味でお線香をあげます。
お線香の煙であの世とこの世がつながるともいわれており、お線香をあげることで、煙を通じて故人様と対話ができるという意味が込められているようです。
その際に自身やお仏壇の空間を清めるためという理由も含まれているようです。
お線香をあげるという行為には、とても深い理由があるのですね。
老舗仏壇店として北九州小倉の地で創業100年を越える『野上神仏具店 』ですが、お仏壇ではなくお線香に関するお問い合わせもあるのでしょうか。
専務取締役の野上哲平様に教えていただきました。
はい、多くのお問い合わせやご質問を頂きます。
当店ではお仏壇だけではなくお線香も沢山のメーカーや種類を取り扱っているため、
遠方よりお品を探しに来られる方もいらっしゃいます。
現在ではインターネット等で簡単にどのような物があるかを沢山調べる事が出来ます。
しかし、香りを聞く事は現物が無いと出来ないので、実際に試す事が出来ないかとご来店される方が多くいらっしゃいます。
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
お線香の種類や選び方
お線香の種類
サイズや香りの種類など多種多様なお線香ですが、大きく分けて2種類に分けられます。
お墓参りなどの屋外用「杉線香」
杉の葉を粉末にしてお湯とノリを加えて練り、線香状に成形して乾燥させたタイプのお線香です。
その煙の多さから、寺院での仏教行事やお墓参りなどで一般的に使用され、室内での使用にはあまり適していません。
日々の仏壇参りなどの室内用「匂い線香」
良い匂いがするお線香で煙の量が少ないのが特徴です。
匂いの種類はたくさんありますが、主に「香木系」と「フローラル系」に分かれます。
サイズもさまざまなお線香
最近では、丈の短いお線香も人気だそうですが、お線香のサイズは主に「ミニ寸」・「短寸」・「長尺寸」の3つに大きく分けられます。
長さ約13~15cm・燃焼時間20~40分程度のものが多いです。
長さ約25~70cm・燃焼時間60分~7時間。
屋外・室内用以外にも香りの種類やサイズが豊富なお線香ですが、選び方の基準などはあるのでしょうか。
『野上神仏具店 北九州小倉本店』専務取締役の野上哲平様にお線香の選び方について詳しくお伺いしました。
お線香をお選びになる時に香りは勿論一番大切だと思います。
他にもパッケージや金額、今は煙の量も選択される要素になっていると思います。
香りの優劣ではなく、好きな香りは皆様にもあるのではないでしょうか?
御自分の好みに合う、想う人の好きだった物、御供する所へのイメージ等それぞれに合う香りの種類を選ばれるのが一番だと個人的に思います。
ただカッコいいパッケージはつい一度手に取ってしまいますね(笑)
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
『野上神仏具店』では、お仏壇だけでなくお線香など仏具に関するお問い合わせももちろん可能です!
お線香人口を増やすため『野上神仏具店』企画の「北九州お線香選手権」を開催
時代の変化に伴いより現代のニーズに合わせたお仏壇が求められるようになる中で、お線香に関しても同様に変化が見られていると専務取締役の野上哲平様からお話をいただきました。
近年では、香りや煙の少ないお線香を求める声が高まっているそうですね。
香や煙の少ない線香とは今までのお線香のイメージとはかけ離れた物になると思います。
特に住宅事情を中心として多様的な需要が生まれてきていると思われます。
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
「よりお線香を身近なものに感じて欲しい」「もっとお線香人口を増やしたい」という思いから、お線香の人気投票を行う「北九州お線香選手権」を企画された野上様。
『野上神仏具店』が取引する国内有名メーカー13社39種のお線香を集め、エントリーした参加者に好みのお線香3種を選んでもらうというものです。
小倉経済新聞の取材だけでなく、各メーカーからも「初の試み」として非常に注目されたようですが、実際のイベントの反響について専務取締役の野上哲平様にお伺いしました。
大反響でした。
お線香を普段使用されている人だけではなく、参加型のイベント形式にした事で普段お線香を使用されない人も多くの御参加を頂けました。
いつもお線香をあげられている人にはお線香にはこんなに沢山の種類があるのかと新鮮さを感じて頂きまして、普段あげられていない人にはお香とはこんなに良い香りがするのかと新しく興味を持って頂けたのではないかと思います。
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
人気投票なので、知識など不要で純粋に好きなお線香を選べるというスタイルが、誰でも参加しやすく魅力があるイベントですね。
実際のイベントは1,000人を越える多くの参加があり、大盛況でイベントを終えたそうです。
『野上神仏具店』では、他にも仏事に関わるさまざまなイベントや、地元業者との合同イベントなどを多数開催しております。
地域密着の老舗仏壇店として、これからも北九州と共に歩んで精進していきたいと思っております。
イベント企画だけでなく、新商品のお線香製造にも携わります!
今回インタビューに応じてくださっている『野上神仏具店』専務取締役の野上哲平様ですが、なんと新商品のお線香のパッケージである竹の線香ケースをご自宅のベランダで作られたそうです!
実際の商品を野上様にご紹介していただきました。
北九州の竹から生まれたお線香「小倉竹の香」
小倉城周辺を柔らかい灯でともす「小倉城竹あかり」に使用された竹を再利用したお線香です。
「竹害を竹財に」をキーワードに、SDGs未来都市である北九州に相応しい新商品が小倉の『野上神仏具店』から登場します。(2023年4月頃発売予定)
一般的な竹のお線香は原料として竹炭が主に使われておりますが、竹そのものを原料としたお線香は全国初になります。
お仏壇でのご利用だけでなく、お香としても楽しんでいただけます。
竹をそのまま原料とした全国初の試みであるお線香とのことですが、制作過程でのこだわりや問題点などありましたら教えていただきたいです。
北九州で開催されている「小倉城竹あかり」から生まれたお線香です。
地元では竹害が問題になっており、竹を使用した事業やイベントを行い放置竹林を無くす事が一つの目標とされております。
3万個の竹灯籠が使用され、その竹を粉砕しお線香へと生まれ変わりました。
竹をイメージする為の香料の調整は勿論、竹の素材をそのままお線香の形状にする為に3年程お線香の製造メーカーと研究を重ねやっと形にする事が出来ました。
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
原料の竹や制作過程も含め、まさにSDGs未来都市北九州にぴったりのお線香ですね!
詳細やお問い合わせは、北九州市の老舗仏壇店『野上神仏具店』で承っております。
お気軽にお問い合わせください。
北九州・小倉での仏事のイベントやお仏壇のお悩みなら、創業100年以上の老舗仏壇店『野上神仏具店』へ
今回インタビューに応じていただいた『野上神仏具店 北九州小倉本店』では、「北九州お線香選手権」のような仏事に関する地域密着イベントだけでなく、お仏壇のご購入や買い替えなど、どんなことでもご相談を承っております。
もちろん、仏具に関すること、ご供養のこと、法事のことなど、どんなことでもご相談ください。
北九州小倉の地で創業100有余年、お仏壇・仏具を取り扱い、地域に根差す老舗仏壇店として発展をしてきた『野上神仏具店』なら安心のサポートが得られるでしょう。
北九州のお仏壇屋としてこれからも地域で愛されるお店を目指していきたいと考えております。
そして様々な事に対してお仏壇屋として何が出来るのか、新しい事への挑戦も続けていく所存でございます。
人と人との繋がりを大切に、皆様と共にこれからも歩み続ける事が出来ればと思っております。
野上神仏具店 北九州小倉本店 専務取締役野上哲平様
野上神仏具店 北九州小倉本店 店舗紹介
北九州市小倉の地で大正8年に創業された老舗仏壇店です。
仏壇展示本数は、唐木仏壇台付上置を含め約20本、金仏壇台付上置を含め約20本、モダン仏壇台付上置含め約80本と、常に100本以上の仏壇が揃っています。
品数が多いモダン仏壇の中でも、特に上置き仏壇と仏具の品揃えが豊富です。
また、珍しい商品や人気商品も多く、寺院用の仏具や仏像などの他、最近人気のお香(アロマインセンス)、線香やろうそくなどの商品も販売しています。
北九州最大級の展示数を誇る提灯に関しては、お盆時期には最大100種類が揃います。
北九州・小倉で地元密着の店舗である強みとして、地域の合同イベントを主催したり、仏壇・仏具のコラボ商品を企画したりと、地域の方々の声を反映させた商品構成を行っています。
野上神仏具店 北九州小倉本店 店舗情報
店舗名 | 野上神仏具店/北九州小倉本店(のがみしんぶつぐてん/きたきゅうしゅうこくらほんてん) |
所在地 | 〒802-0006 |
アクセス | 【電車でお越しの方】 【バスでお越しの方】 【お車でお越しの方】 |
営業時間
| 10時00分~18時00分 |
お問合せ先 | 電話:093-521-1005 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
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