浄土宗の仏具について

浄土宗とは、法然上人を宗祖とした仏教の宗派で、総本山は京都市にある知恩院です。ご本尊は阿弥陀如来で、ただひたすらに仏に帰依し、「南無阿弥陀仏」と口に出して念仏を唱えれば浄土に生まれることができるという、他力の教えです。この教えによって、当時は身分の高い人の間で信仰されていた仏教が、一般の民衆の間にも広くいきわたるようになりました。このように広く信仰されている浄土宗はさまざまな面で比較的寛容な宗派ですが、他宗派と同様にいくつかの決まりごとがあります。ここでは浄土宗の仏壇と仏具の決まりごとや位牌の取り扱いなどについて解説します。

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浄土宗の仏壇

仏壇は、ご本尊を家庭で祀るために飾られる信仰の象徴です。

仏壇には従来使用されていた台付き仏壇や、コンパクトなミニ仏壇までさまざまな種類があります。浄土宗では仏壇の種類や形状に関して決まりごとはありません。一般的には真宗系が金仏壇を、その他の宗派は唐木仏壇を利用する傾向があります。

自宅のどこに安置するのか、また日々の生活のスタイルなどに合わせて選ぶと良いでしょう。

浄土宗の仏具

仏壇にはご本尊や位牌をお祀りするために、仏具を用意する必要があります。しかし、浄土宗には仏具について決まりごとがないため、基本とされる「三具足」または「五具足」を用意するようにしましょう。三具足は香炉花立・燭台のことで、これに花立と燭台を一つずつ加え、対となったものが五具足です。そのほかにも仏飯器、茶湯器、高坏、錀、灯篭経机、霊具膳、数珠など、さまざまな仏具を用意することで本格的な装いになります。木魚や伏ガネといった仏具を用いることもできます。

浄土宗の仏具の並べ方

仏具の並べ方は宗派によって異なります。浄土宗では、仏壇の最上段の中心にご本尊の阿弥陀如来の仏像を配置します。そして向かって右側に観音菩薩、左側に勢至菩薩の掛け軸を飾ります。

そして、その下の段の右側に故人の位牌を安置します。同じ段の中央の右に仏飯器、左に湯茶器を置きます。さらに下の段には左右に花立と燭台を置き、高坏は中央寄りに配置します。数珠や香炉といったお参りに必要なものは、経机に乗せて仏壇の一番手前に置くようにしましょう。

浄土宗の仏像、脇侍・脇仏

浄土宗で祀るご本尊である阿弥陀如来の仏像は、舟形の光背の前に立つ立像が多いようです。これは直ちに人を救おうとしている姿を現したものといわれています。脇侍には2つの組み合わせがあり、観音菩薩・勢至菩薩を祀る場合と、浄土宗の高祖である善導大師と宗祖である法然聖人を祀る場合があります。

それぞれの配置は、ご本尊に対して右側に観音菩薩もしくは善導大師、左側に勢至菩薩もしくは法然聖人を祀ります。ご本尊と両菩薩を合わせて、弥陀三尊と呼びます。

浄土宗の位牌

位牌とは、故人の戒名が記された木の札です。

位牌には、繰出位牌と個々の位牌があります。繰出位牌は、複数の位牌がまとめられたものです。向かって右側が上座です。位牌は宗派によって扱いや書いてある文字が違います。

浄土宗では、院号・誉号・戒名・位号の順番に書かれ、位号は性称を表しています。位牌は、四十九日までは白木のものを用います。四十九日法要を終えてから黒塗りの本位牌に変わります。

浄土宗のお仏壇

最近は安価な仏壇も出てきていますが、ある程度しっかりした仏壇を購入すると決して安い買い物ではありません。しかし、浄土宗は仏壇の形式などに決まりごとがないため、どの仏壇を選べばよいか迷う方もいらっしゃると思います。

そうした際には宗旨に立ち戻るとよいでしょう。まず、浄土宗の宗祖である法然上人は「南無阿弥陀仏」と唱えることで誰でも浄土へ行けると説きました。これは念仏を唱えることで、ご本尊である阿弥陀如来が観音菩薩や勢至菩薩を使いとして送り、救ってくれるという他力の教えです。そして、浄土宗は信仰の形式が簡易であったこともあり、全国に広まり、多くの人が念仏を唱えるようになりました。

つまり、浄土宗では仏壇はあくまで阿弥陀如来に対する敬意と感謝を表す場所であって、気持ちがこもっていればその形式は問わないという考え方を持っています。実際に法然上人は「自分は念仏が唱えられる場所にいるため、お墓は必要ない」と言ったという伝承が残っているほどです。

そのため、浄土宗を信仰している方はどんな仏壇を使用してもよいことになっています。購入する際は自宅で長くお祀りできる仏壇を選択するとよいでしょう。金仏壇に関しては浄土宗用の物を販売している店舗があります。

まとめ

浄土宗では、あくまで他力の教えのもと、阿弥陀如来をお祀りするために仏壇を使用します。そのため、自宅の雰囲気や仏壇を置く場所に合わせて家具調仏壇やミニ仏壇などを選ぶこともできます。仏具の決まりごとを守って正しくご本尊をお祀りしましょう。浄土宗の金仏壇を探している方や自宅にあった仏壇を提案して欲しいという方は、お気軽にご相談ください。

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