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今九州地方で製造技術が話題となっている「川辺仏壇(かわなべぶつだん)」は、鹿児島県南九州市川辺町周辺で作られているお仏壇で、国の伝統的工芸品に指定されています。
全体に黒塗りがほどこされ、小型ながらも豪華な金彫刻が美しい「川辺仏壇」の技法は、お仏壇のみならず、カフェの内装や九州新幹線車両「つばめ」のインテリアにも使われており、木彫り・蒔絵・彫刻などの技術が活かされています。
独特なデザインが注目をされ、より身近なものへと発展してきた「川辺仏壇」。
今回は、今福岡をはじめとする九州エリアでその技法が注目を浴びている「川辺仏壇」の魅力や特徴について、ご実家が鹿児島県の「川辺仏壇」製造元であり、現在は福岡で「川辺仏壇」他伝統型のお仏壇から現代風の家具調仏壇まで多種多様なお仏壇の販売をされている『お仏壇のコガ』の古賀和子社長にお話を伺いました。
「川辺仏壇」とは?
「川辺仏壇」の最大の特徴は、「ガマ戸」と呼ばれる独特な作りです。
見かけはタンス・扉を開くと金箔の内装がほどこされている、というものです。
「ガマ戸」の「ガマ」は方言で、鹿児島では洞窟のことを「ガマ」と言います。
そして、「川辺仏壇」の「ガマ型」には今もなお当時の要素が色濃く残っていると言われます。
「川辺仏壇」の歴史
古くから仏教信仰の強い地域であった川辺周辺は、12世紀初期にはお仏壇が作られていたと言われています。
かつて薩摩藩による浄土真宗(一向宗)の禁制により、当時の人々は洞窟などに隠れて念仏を唱えるようになりました。
この隠れ家は「かくれがま」と呼ばれるようになり、狭い場所でも礼拝ができるようにと、台座と仏様本体が一体化した「ガマ壇」というお仏壇が作られるようになったそうです。
そのため、川辺界隈のお仏壇は、一見タンスに見えるが扉を開くと豪華な金色の隠し仏壇があり、その当時の名残から「ガマ戸」にもこのような「ガマ壇」や隠し仏壇の要素が受け継がれているそうです。
信教が解禁されると仏壇製作はより一層盛んになります。
1975年には、「川辺仏壇」は伝統的工芸品として指定され、その技術・技法は全国に知れ渡るようになりました。
『お仏壇のコガ』と「川辺仏壇」
福岡県で2店舗を展開する『お仏壇のコガ』ですが、実は「川辺仏壇」と深い繋がりがあります。
『お仏壇のコガ』代表取締役である古賀和子社長のご実家が、「川辺仏壇」の製造元であり直売を行う鹿児島県の「有限会社 久保仏具店」なのです。
古くから信仰心が強く歴史のある鹿児島県の川辺町で、仏壇製造業をされているご家庭に生まれ育った古賀和子社長。
誰よりも「川辺仏壇」の魅力を知り尽くしている『お仏壇のコガ』の古賀社長に、「川辺仏壇」の魅力を存分に伝えていただきました!
川辺仏壇は「伝統的な上漆塗りの美しさを、家庭の仏間に入るサイズ感で実現している」ことが特徴です。豪華な金仏壇が欲しいけど、大きさが悩み、というお客様にオススメです。
この、美しさとサイズ感の両方を実現しているのが、熟練した職人による分業作業です。
「木地」「彫刻」「宮殿(くうでん)」「金具」「蒔絵」「塗り」「金箔押し」「組み立て」の工程の中で受け継がれている伝統技術です。
細部まで職人による匠の技が光るのが、川辺仏壇です。
お店で実物をご覧いただけますと、より魅力が伝わると思っております。
福岡県 お仏壇のコガ 古賀和子社長
お仏壇のコガ「川辺仏壇」 の美しさを確かめる
実際に古賀社長にたくさんの「川辺仏壇」の魅力をご紹介いただきました。
「木地」「彫刻」「宮殿(くうでん)」「金具」「蒔絵」「塗り」「金箔押し」「組み立て」の8工程を経て製造される「川辺仏壇」。
それぞれの工程を完全分業で製造しており、職人が伝統の技を駆使して「川辺仏壇」を作り上げます。
そんな「川辺仏壇」の魅力をお写真でもお伝えいたします。
「川辺仏壇」まばゆく輝く金色の彫刻
細部の彫刻や蒔絵にも職人ならではのこだわりがございます。
「川辺仏壇」今、流行りの小型仏壇。ただし開くと圧倒的存在感
扉を開くと、まばゆいほどの「金」に圧倒されます。
細部へのこだわりも素晴らしく、その仕上がりはまさに芸術そのもの。
熟練の職人技が魅せる「川辺仏壇」が伝統的工芸品として指定される理由が良くわかります。
幼少期から「川辺仏壇」などのお仏壇に触れてきた『お仏壇のコガ』古賀社長ですが、「川辺仏壇」に対する思いや古賀社長ならではのエピソードはあるのでしょうか。実際にお伺いしました。
尊い職業に就こうと、仏壇産業を志した父は、多くの弟子たちととともに、仏壇造りに励んでいました。
しかし、戦争によってビルマへ出兵となりました。
復員してきた父と初めて対面したあの日の事は、忘れられない思い出です。
戦後は、師匠である父のもと、同じ屋根の下で多くの弟子たちが、昼夜問わず仏壇と向き合う日々を送っていました。その後、父は、多くの弟子を育て、全国に川辺仏壇産業を広げる仕事に携わりました。
現在実家は、弟が継いでおりますが、そんな父の背中を見て育った私は、今でも「家族で伝統工芸、そして仏壇造りを守り続けている」と自負しております。
福岡県 お仏壇のコガ 古賀和子社長
お仏壇のコガが選ぶ「川辺仏壇」商品紹介
実際に『お仏壇のコガ』の古賀社長が選ぶおすすめ「川辺仏壇」を紹介させていただきます。
20号伝統的工芸品 地袋付仏間用 本願寺派
本物の輝きと「伝統工芸士の技」が光る本漆手塗りのお仏壇。
半間地袋付仏間に最適で、眩しいほどの豪華絢爛さに心を奪われる金仏壇。
伝統工芸士が丹精込めて作りあげた気品あふれる伝統的工芸品です。
川辺仏壇の特徴として、浄土真宗の極楽を表すきらびやかな世界の表現があります。
実際の川辺仏壇を見ていただくのが一番なのですが、細部にわたってその処理が施されているのをご確認いただきたいです。
例えば、彫刻をひとつとっても、意味があります。鳳凰、雲、花鳥など、丁寧な職人の技が光ります。
福岡県 お仏壇のコガ 古賀和子社長
20号伝統的工芸品 本願寺派
こちらも「伝統工芸士の技」が光る本漆手塗りのお仏壇。
日本間・洋間を問わずご安置可能です。
金箔1号色を使用しており、眩しいほどの豪華絢爛さはご供養の極みにふさわしい伝統的工芸品です。
彫刻で細かい表現をした後、純金箔で仕上げております。
職人による分業作業で、豪華絢爛な美しさを実現しているのが川辺仏壇になります。
ひとつひとつの仏壇で、細部のこだわりが異なりますので、比べてみていただければ幸いです。
福岡県 お仏壇のコガ 古賀和子社長
どちらも経済産業大臣指定の伝統的工芸品である「川辺仏壇」です。
経済産業大臣指定「伝統的工芸品」には、シールが貼られています。
製造元の伝統工芸士・池田勝也氏
他にも伝統型の壮麗な金仏壇をはじめ、家具調仏壇・上質の木材を使用した唐木仏壇・現代仏壇なども取り揃えております。
お仏壇選びでお悩みの方や困りごとがある方は是非ご相談ください。
「川辺仏壇」や伝統型仏壇なら製造元の知識豊富な『お仏壇のコガ』へ
今回インタビューに応じていただいた福岡県の『お仏壇のコガ』では、「川辺仏壇」のみならず、お仏壇のこと・仏具などの小物に関すること、ご供養のことなど、どんなことでもご相談を承っております。
昭和52年の創業以来、福岡市内はもとより隣接する近郊市街地からも多くのお客様にご来店いただいております。
まずは一度ご相談ください。
仏壇は拝むもの、先祖を敬うもの、まつるもの。
先祖代々、神仏一体をしっかりと守れる、極楽浄土を表現した金仏壇である川辺仏壇の魅力を、是非ご来店いただき、感じていただければ嬉しいです。
福岡県 お仏壇のコガ 古賀和子社長
お仏壇のコガ/本店 店舗情報
店舗名 | お仏壇のコガ/本店(おぶつだんのこが/ほんてん) |
所在地 | 〒815-0082 |
アクセス | 「日赤病院」の隣でアクセス良好です。 【バスでお越しの方】 【最寄り駅】 ※駐車場完備 |
営業時間
| 9時30分~18時00分 |
お問合せ先 | 電話:092-521-4355 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
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お仏壇のコガ/太宰府店 店舗情報
店舗名 | お仏壇のコガ/太宰府店(おぶつだんのこが/だざいふてん) |
所在地 | 〒818-0105 |
アクセス | 【最寄り駅】 ※駐車場完備 |
営業時間
| 9時30分~18時00分 |
お問合せ先 | 電話:092-923-8080 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
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