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遺骨をパウダー状にする「粉骨」というものは、当初専門業者に頼むのが一般的でした。
しかし、近年のご供養スタイルの変化やニーズの多様化を受け、お客様とお寺との間に入り、粉骨から双方の取り次ぎまでできる「仏具店への粉骨依頼」が増えてきました。
そこで、今回は「粉骨」から粉骨後のご供養方法や具体的な流れ・注意点までを福岡で創業90余年の老舗仏具店で、百貨店や寺院からの信用も厚く地元福岡で長く支持されてきた『太田屋佛具本店』の太田社長にわかりやすく教えていただきました。
粉骨が必要なケースは?『太田屋佛具本店』の粉骨サービスをご紹介
実際に粉骨を依頼されるお客様は、どのようなご供養方法を求めている方が多いのでしょうか。
またどういった理由で粉骨を希望されるのでしょうか。
元来お墓や納骨堂は、「本家長男」などの家督相続を持つ直系が守り、分家(次男以下家族)はその数を増やして遺骨を別に納めてきました。
しかし近年、後継者が墓守できなくなるケースも増え、遺骨の行き場に困られる方も増えています。移動させて手元に置く状態にする際、少量になり衛生的に長期保存できる密封粉骨を希望される方が多いのです。
また、お寺側も、壇家ではないがお困りの方々を見過ごすことができず、これまでの壇家とは区分してそういった方々を受け入れることを始めています。
小さなスペースででも永代供養として受け入れてくださるところが増えてきました。
当社には、近年一般のお客様とお寺様双方からの粉骨依頼が増えてきました。
埋葬は、お寺に求めない方は、粉骨して海洋や樹木下へ許可を得て散骨されます。
お寺に限らずそういった埋葬受入先も、我々仏具店ならではのネットワークで信頼のある処をおすすめできます。
福岡 太田屋佛具本店 太田社長
『太田屋佛具本店』の粉骨サービスについて埋葬方法別に詳しく教えていただきました。
手元供養をするために粉骨する
手元供養の場合は、遺骨をコンパクトにまとめるために粉骨します。
コンパクト仏壇やリビングなどに設けたスペースでご供養を行う場合、骨壺は場所をとるだけでなく圧迫感もあるため、置き場所に困ってしまうことがあります。
そのため、「ミニ骨壺」に粉骨した遺骨を納めて安置します。
「粉骨」することで、骨箱の大きさを3分の1程度、分骨する場合はそれ以下におさえることができます。
こちらの骨壺のサイズは、5cm~10cm程度。
粉骨をすることで遺骨をこんなにコンパクトにまとめることができるのです。
骨壺のサイズダウンができるので、小さなお仏壇への安置や保管がしやすくなります。
ご自宅でうっかり骨壺を倒してしまったり、ふとしたことで蓋が外れてしまったりしても、遺骨がこぼれることのないよう粉骨した遺骨を袋に入れたり密封パックに入れたりして中に納めます。
ミニ骨壺だけでなく、手元供養仏壇や関連商品も多数取り扱っております。
最近では遺骨をアクセサリーに入れるなど加工するために粉骨を希望する方も増えています。
主に、ペンダントトップやバチカン部分にご遺骨を納めるものと、ご遺骨からダイヤモンドや真珠をお作りするものがあります。
「故人のご供養を自宅でしたい」「身につけることで近くに感じたい」
そんな思いを叶える手元供養商品を多数取り扱っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
海などに散骨をするために粉骨する
海などへの散骨である「自然葬」を希望する場合には、墓地埋葬法や地方によって定められる条例に基づき粉骨を行う必要があります。
厚生労働省が示した「散骨に関するガイドライン」によると、例えば、第三者が遺骨を発見した時に死体遺棄として事件に発展するおそれがあるため、骨と分からないように遺骨を2mm以下に粉砕しなければならないなどの規定があります。
また、近年は墓守をする人がいないという後継者問題や自然に還りたいという思いから「自然葬」を希望する方が増えていますが、散骨をする場所の近隣住民への精神的な負担を考慮したうえでのルールや規定もあります。
『太田屋佛具本店』では、海洋葬・庭苑葬・宇宙葬の3種の自然葬をご用意しています。
また、ご事情により乗船が難しいお客様に代わり、スタッフが心を込めて海洋葬(散骨)させていただく委託海洋葬(委託散骨)もございます。
複数のご遺骨をお預かりし委託海洋葬を執り行うため、費用を抑えることができます。
また、委託海洋葬の様子・風景写真をアルバムにしてお客様へお送りしておりますので、お客様自身がご乗船いただいた気持ちになっていただけると思います。
他にもチャーター海洋葬・ペット海洋葬・合同海洋葬などのプランがございます。
ご遺骨の引き取りから粉骨・洗骨・海洋葬まで専門のスタッフがトータルサポートをいたします。
納骨堂に納骨するために粉骨する
納骨堂への納骨も近年増えている埋葬方法で、新しいお墓の形として注目されています。
これは、お寺側も推奨していることで、遺骨をそのまま壺に入れておくとカビや臭いの原因になる場合もあります。
また、「六価クロム」という人体や環境に影響を及ぼす有毒物質(詳しくは後述参照)が火葬場で発生し遺骨に付着するため、日頃近くで遺骨を扱うお寺側としては、殺菌・洗骨までされる「粉骨」を推奨しているのです。
ひとつの建物の中にたくさんの納骨スペースを備えており、個人単位だけでなく夫婦や家族単位での納骨も可能です。
また、一家分に親類縁者を増やして納めることも粉骨により可能で、このように複数の遺骨を納骨する場合は、納骨スペースに合わせて粉骨を行います。
分骨するために粉骨する
遺骨を「お墓へ埋葬する」ものと「手元供養をする」ものなど、複数に分けて納骨・ご供養したい場合に粉骨しておくことで分骨しやすくなります。
『太田屋佛具本店』では、お客様のご要望に合わせた埋葬方法のご提案をさせていただきます。
ご遺骨の郵送ができる『まごころ送骨セット』もございます!
『太田屋佛具本店』では、墓じまいや新しい納骨先への移動で「遺骨の郵送」が必要な場合にそのお手伝いをさせていただく『まごころ送骨セット』というサービスもご準備しております。
遺骨の郵送は、国でも合法的に認められており、各郵便局からでも注意事項を守れば安心安全に送ることができます。
ご遺骨と合わせて、百貨店に卸している仏具店ならではのバリエーション豊かな手元供養仏具などを載せたカタログもセットにしてお送りしております。
コロナ禍や不自由なお体でも、ご自宅から出ることなく全てご配送できますね!
粉骨をする2つのメリット
上記で様々な埋葬方法をご紹介しましたが、粉骨をするメリットは何なのでしょうか。
埋葬方法の幅が広がる
粉骨をすることでお墓への埋葬だけでなく納骨堂や手元供養、散骨など様々な埋葬方法に対応しやすくなります。
骨壺をサイズダウンでき、保管しやすくなる
粉骨をすると、遺骨の容積は5分の1程になるため、骨箱や骨壺の大きさを小さくすることができます。
粉骨をしておくことで、納骨先が決まるまでの遺骨の管理がしやすくなるだけでなく、ご自宅でのお仏壇の安置にも対応しやすくなるでしょう。
粉骨をする際の注意点は?
様々な埋葬・ご供養方法に対応できる「粉骨」ですが、粉骨をする際の注意点はあるのでしょうか。
自分で粉骨をするよりも信頼できる業者への依頼をおすすめ
「粉骨」は、特別な資格が必要なわけでもなく、遺骨の所有権を持つ親族の同意があれば粉骨を行うことに関して行政手続きなども不要ですので、自分で粉骨をすることも可能です。
しかし、道具なしで遺骨をパウダー状に粉骨するのは非常に難しく、時間もかかる作業のため「体力的な負担」が大きくなるでしょう。
また、人の骨を砕くという特殊な行為をご遺族がするというのも「心理的な負担」が強いでしょう。
そのような理由から、特別な事情が無い限りは業者へ粉骨を依頼することをおすすめしております。
実際に粉骨を依頼する際の注意点や業者の選び方について『太田屋佛具本店』の太田社長にアドバイスをいただきました。
粉骨をする際には、必ず殺菌(特に六価クロム除去剤を使用しているか)・洗骨・乾燥およびパウダー状態がまだらや大粒になっていないかを事前に念押し、事後にもチェックをされることです。
これを省く、またはオプションにして見た目を安く見えるようにしている業者を多く見ます。
当社は、これらを丁寧に行いお納めするまで全て含めた価格で粉骨をしております。
長い目で安心・信頼される粉骨をしていただきたいからです。
せめて、お寺から紹介されるような信頼ある業者を選んでください。
(何かあればお寺に交渉などもできるため)
福岡 太田屋佛具本店 太田社長
『太田屋佛具本店』で粉骨を依頼する場合の流れや、他店にはないこだわりなどあれば教えていただきたいです。
当社では、上記でお話した殺菌~パウダー状態の確認まで全ての対策を丁寧に確実に行います。
作業は本社内で一連を手作業で行っております。
人の目でチェックし、時間をかけて粉骨しますので、きめ細やかなまさにパウダー状態で色目も白く、水溶性紙袋でおおったうえに当社オリジナル真空パック・桐箱で納品いたします。
福岡 太田屋佛具本店 太田社長
乳鉢や専用の粉骨機を使用し、
一つ一つ丁寧にパウダー化いたします。
粉骨した後は、真空パック・アルミパックに入れ、
桐箱に納める散骨パックや
ご希望の手元供養品・アクセサリーなど
用途に応じた形にてお返しいたします。
有害物質である「六価クロム」の除去(殺菌)をしてくれる業者を選ぶ
高発がん性物質である「六価クロム」は、人体だけでなく環境にも非常に有害な物質で、致死量はたったの0.5g~1gと言われています。
もともと骨を含む人体に「六価クロム」はありません。
発生するのは火葬時で、火葬場の炉の内部に使用されている耐熱ステンレスから非常に高温になる環境下でクロムが放出され、「六価クロム」となって遺骨に付着します。
遺灰には数倍から数百倍の環境基準を超える六価クロムが残留していることが確認されています。
この六価クロムが人体に入った場合、鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)という中毒症状や肺がん・気道障害・皮膚障害・肝臓障害など体に多くの害をもたらします。
消化器官や肺・皮膚などからたやすく吸収されやすく、水にも溶けやすいため、粉体の付着は大変危険なのです。
これに対して『太田屋佛具本店』では、粉骨時に「六価クロム還元処理」を行います。
専用の還元剤である「骨灰専用六価クロム還元剤」を使用し、環境にも人体にも安全な状態に戻す無害化処理をいたします。
還元作業を行い安全な三価クロムとなります。
骨壺にたまった高濃度の六価クロムも還元できます。
骨灰専用六価クロム還元剤は、人体にも環境にも優しい還元剤です。
散骨をご希望の場合や洗骨をされる場合は必ずこの処理をいたしますので、ご安心ください。
『太田屋佛具本店』では、福岡の本店だけでなく九州全域の百貨店や全国のお寺様からも粉骨を受注しておりますので、安心安全の粉骨をさせていただきます。
また、郵送パックもご活用いただけます。
「粉骨」に関するご不安やご不明点など、お気軽にお問い合わせください。
地元・福岡をはじめ『太田屋佛具本店』が選ばれる3つの理由
創業90余年の歴史を誇る老舗仏壇店の『太田屋佛具本店』ですが、地元福岡で長く支持されてきた理由について探りました。
理由1 有名百貨店に出店している信頼と寺院からも評判の技術・実績
『太田屋佛具本店』は、創業当時は寺院や仏具店に手作り(手彫り)の仏像やまだ珍しかった京物仏具を取り寄せて納める卸問屋でした。
代々の職人たちの地道な技術と信用の積み上げが寺院や同業から高く評価され、その信頼が地元九州での百貨店進出に繋がりました。
現在、九州6県(福岡・大分・熊本・長崎・宮崎・鹿児島)の9百貨店に55店舗を出店し、仏壇・仏具・高級線香・京物念珠などの販売及び社員をつけての仏事コーディネートアドバイス・サービスを徹底しております。
特に線香など小物類の売れ行きは西日本随一とも言われる販売量で、仏壇仏具の他、ご紹介した粉骨サービスも全店舗で対応可能です。
理由2 他店にはないお客様のための徹底した独自サービス
『太田屋佛具本店』は、仏事に不慣れなお客様にも納得して商品を検討していただけるよう他店にはない独自のサービスを提供しております。
例えば、「購入前にお客さまのご自宅の実際置かれる場合の検知を行い、お選びになられる際は複数のお仏壇をお持ちして見ていただく」「ご来店される際にはできるだけ事前にお仏壇の要望を伺いお客様の来店時までに別倉庫にあるお仏壇と入れ替えてお好みに近い物を数揃えて展示する」などです。
ご自宅のお仏壇を安置される場所にそれぞれのお仏壇を設置してみることで、部屋の雰囲気やお仏壇の色目が部屋と馴染むかなどを比較・検討いただくためのサービスで、展示場では気づかない点もよくわかり、長年満足して使っていただいております。
こうして、実際にご自宅にお仏壇や仏具をお持ちしたお客様から大変好評をいただいております。
また、店内での展示に関しても、お客様に効率よくご希望に添ったお仏壇をご覧いただけるように数多くの仏具アイテムごとに配置しております。
宗教用具連合会審査による仏事コーディネーターの資格をもつ社員が、仏間・予算・宗派に合わせた最適なお仏壇のご提案やご供養に関するアドバイスも常に行っております。
理由3 お仏壇の産地と強いパイプがあるので、質の良いお仏壇をご提供
創業90年の歴史がある『太田屋佛具本店』は、流通・交通網がほとんど発達する前から、京都・会津・徳島・金沢といった仏壇仏具の産地メーカーと強いパイプを築いており、そのため、長い歴史の中で小型仏壇から大型仏壇まで入手が難しかった質の高いお仏壇を常に取り揃えてご提供してきたという実績がございます。
商品ラインナップも豊富で、現代調のモダン仏壇から伝統型のお仏壇まで様々な種類のお仏壇をご提供しており、宗派にも幅広く対応した総合力で百貨店・各寺院様からの信頼を得てきました。
以上、『太田屋佛具本店』が福岡はじめ九州全域で支持されてきた理由を3点ご紹介させていただきました。
ここで実際のお客様のお声や貴社の強みを『太田屋佛具本店』太田社長に伺いました。
「売ったら売りっぱなし」ではなく、そこから関係が始まると先代・先々代から言われ、厳しく守られてきました。
30年・40年前に買われたお客様からわざわざ再来店いただき、「付属品が消耗したから買いに来た」や「新しく買替えるよ。父からこちらで買いなさいと言われていたから」というお話をいただく度に、先代・先々代から続く全従業員にまで繋がっていることを確信し、嬉しい反面身の引き締まる思いをさせてもらっております。
ここに地道ながら弊社の強みがあると実感します。
福岡 太田屋佛具本店 太田社長
地元福岡の寺院や九州各県の百貨店から信頼がある『太田屋佛具本店』なら、お客様の地域の特性やご要望に合わせたお仏壇選び・ご供養方法のサポートをきっといただけるでしょう。
九州で粉骨をご検討中なら、福岡本店はじめ九州6県の有名百貨店で対応可能な老舗仏壇店『太田屋佛具本店』へ
今回インタビューに応じていただいた『太田屋佛具本店』では、「粉骨」に関することだけでなく、粉骨後のご納骨に関することなど、ご供養方法のご相談にも対応しております。
もちろん、仏壇・仏具に関すること、ご法事のこと、お墓のこと、お寺さんとのお付き合いの仕方など、その他どんな仏法のことでもご相談ください。
創業90年、当社に来られたお客様は皆さま入られるや否や「漆とお線香のような独特のいい香りがするね、ここは」とよく言われます。
我々はもう毎日のことで鼻がバカにわかりませんがわかりませんが…
いつの間にか店舗内に染み込んでいるのでしょう。
あと、「ここのお茶はいい風味でとてもおいしいね」とも言われます。
博多の台所、柳橋連合市場内の老舗名店茶舗の極上茶をいつも淹れてお出ししております。
この2つの香りと味を楽しみに、是非ご来店お待ちしております。
福岡 太田屋佛具本店 太田社長
太田屋佛具本店 企業情報
昭和5年に福岡・春吉の地で創業。
以来90有余年にわたり、地元福岡で親しまれている有数の老舗仏壇・仏具店です。
繁華街春吉の一角辻にお釈迦様の仏像がお迎えし、1階は主にモダン仏壇と唐木仏壇を、2階には金仏壇を展示しております。
展示本数は、モダン仏壇が40本程度、唐木仏壇が30本程度、金仏壇が30本程度と常時100本以上の豊富な品揃えとなっております。
店内で展示しているお仏壇の他に、博多駅倉庫に200本程度の在庫を有しており、事前に要望があればお客様の要望に沿ったお仏壇を来店時までに入れ替えて展示するというサービスもございます。
創業者の太田豊氏は博多随一とも言われた仏師であり、創業当時は寺院や同業に仏像・仏具を納めていました。
戦後、昭和20年頃から百貨店に店舗を出店するようになり、現在九州6県(福岡・大分・熊本・長崎・宮崎・鹿児島)の9百貨店55店舗に出店をしております。
九州一円の300ヶ寺近い寺院への納入実績があり、本堂新築・改修・納骨堂納入・オリジナル設計も行っております。
新規事業としても「粉骨」の受注を始めるようになり、寺院では遺骨事業への参入も進めています。
太田屋佛具本店 店舗情報
店舗名 | 太田屋佛具本店(おおたやぶつぐほんてん) |
所在地 | 〒810-0003 |
アクセス | 中央消防団春吉分団車庫の2軒先にあります。 【電車でお越しの方】 【お車でお越しの方】 |
営業時間
| 9時00分~17時30分 |
お問合せ先 | 電話:092-761-5266 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
お店へのアクセス情報はこちら
太田屋佛具本店 百貨店出店情報
『太田屋佛具本店』では、現在計6県の百貨店で55店舗を出店しております。
- 福岡県の岩田屋
- 大分県のトキハ
- 熊本県の鶴屋
- 長崎県の浜屋・佐世保玉屋
- 宮崎県・鹿児島県の山形屋
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