皆さんは、ご自身が買うお仏壇を選ぶ時に、どんなことを気にしてお選びになるでしょうか?
お仏壇も大きくは「家具」の一つですが、同時に、ご供養するための「法具」であり、その前で手を合わせる「空間」の一部でもあり、毎日祈りを捧げるためにのぞきこむ「窓」でもあり、お供え物をする「台」でもあります。
多くの方にとって、お仏壇は一生に一度買うか買わないかというもの。選ぶために知識が必要なことはもちろん、ずっと使い続けるものですから、納得の行く選択をしたいものです。
時代で変化する、仏壇選びのポイント
実は、仏壇選びのポイントは10年前と今では大きく変わっています。
以前は「お仏壇の幅」を気にされる方が多くいらっしゃいました。仏間のサイズにちゃんと収まるか?特にマンションなどにお住まいの⽅はレイアウトに制限がある場合も多く、横幅が仏壇選びに⼤きく影響してきました。
逆に言うと、仏壇のデザインや細部の工芸といったところについては、人並みの「仏壇とはこういうもの」という従来の仏壇に対するイメージがあったからでしょう。
しかし現在、仏壇を選ぶ中で「お部屋のインテリアとのマッチング」の重要性が増してきています。
その背景には、仏壇のデザインや形状が増えたことがあります。壁掛けタイプや、モダンなインテリア風の商品が増え、機構の美しい折りたたみ型や、LED照明のついているものも当たり前になってきています。
また、仏壇の中に置く御本尊やおりん、花立などの仏具の商品もバリエーションが増えており、オシャレな商品が数多く登場しています。
それらを組み合わせることで、お客様ひとりひとりの個性が発揮された美しい仏壇ができあがります。
センスのある⼈は○○で仏壇を選んでいる!
お仏壇の選ばれ方として、センスのある人は「お仏壇の中の空間と、お仏壇を包む空間のマッチング」を強く意識する傾向があるようです。自分の部屋のインテリアに強いこだわりがある方は、ご自宅のインテリアに合うような最善の選択肢を探されています。
部屋のインテリアにそこまで強いこだわりがない場合でも、仏壇というのは毎日拝むものですから、やはり飽きの来ない、愛着の持てるデザインのものをお選びになる方が多いです。
ご親族の宗派を一発で見分ける方法とは!?
仏壇を買うときには、仏壇だけではなく、御本尊や掛け軸、おりん、花立といった仏具も一緒に購入するのが一般的ですが、これら仏具の揃え方は、宗旨・宗派によって少しずつ異なります。
皆さんは、ご親族の方の宗旨・宗派をご存知でしょうか?
お寺とのお付き合いが無い方はもちろん、お付き合いのある方でも意外に知らないといったこともあります。
そこで今回は、仏壇から宗旨・宗派を推測する見分け方を説明したいと思います。
柱まで金ピカ!【浄土真宗本願寺派】
浄土真宗では、各宗派の本山の本堂を模してお仏壇をお飾りします。本願寺派の場合、京都の西本願寺が本山なので、お仏壇もそのミニチュア版を目指します。金仏壇で、柱のところが金色の場合、浄土真宗本願寺派の可能性が高いです。
この場合、中央には阿弥陀如来、右側に親鸞聖人像、左側に蓮如上人像というのが一般的です。
柱が黒い金仏壇【真宗大谷派】
京都の東本願寺が本山となる真宗大谷派の場合、阿弥陀如来や左右の親鸞様、蓮如様というのは本願寺派と変わりません。違うところは柱が黒いところです。また、左に十字尊号(帰命尽十方無碍光如来)右に九字尊号(南無不可思議光如来)の軸が掛かることもあります。
上段にお位牌を置く【浄土宗】
忍者のような手をした如来【真言宗】
真言宗では、中央に大日如来、右に弘法大師、左に不動明王の絵像をおかけします。絵像の代わりにマンダラがかけられることもあります。
大日如来、と言われても馴染みが薄いかもしれませんが、真言宗のお仏壇にある大日如来様は、皆同じ「智拳印」という手の形をしています。これは、左の人差し指を右手で握り、右手も人差し指も少し上に伸ばす形です。こどもが忍者の真似をするときにやるあのポーズです。
落ち着きのある唐木仏壇【曹洞宗】
禅宗では、特にどの仏壇という決まりはあまりありませんが、金仏壇はあまり使用されず、唐木仏壇をお使いになることが多いようです。ご本尊ですが、曹洞宗は釈迦牟尼仏(または三尊仏)を使うこととされています。
達磨の絵がかけられている【臨済宗】
臨済宗のお仏壇も、曹洞宗と同じく、唐木仏壇を使われることが多いです。
御本尊にも特に決まりはありませんが、やはり同じく曹洞宗と釈迦牟尼仏をお飾りすることが多いようです。臨済宗の場合、特徴的なのは右側に「達磨大師」の絵がかけられていること。お仏像を見分けるのは難しいですが、達磨様は比較的見つけやすいですよね。
以上、代表的な宗派とそれぞれの仏壇の飾り方について解説しました。
ここに記載したのは、あくまでその宗旨・宗派にとってモデルケースとなる事例です。ご家庭によっては、代々伝わるご本尊をお飾りしていることもありますし、地域や細かい宗派によっては少し異なる場合もあります。
詳しくは写真を撮って、仏壇店のスタッフに聞いてみるのもよいでしょう。
実際いくらぐらいのお仏壇を買ってるの?
お仏壇を買う機会というのは一生のうちに何度もありません。おそらく皆さん1回か2回、もしかすると買わないままの方も結構いらっしゃるかもしれません。それだけに十分に調べてから購入したいものです。
20万円〜30万円台が売れ筋
仏壇の価格帯で売れ筋を見ると、20万円台、30万円台の商品がよく売れています。
一方で50万円以上するお仏壇というのも売れており、全体の約4分の1は、そういった高級なお仏壇をお買い上げになっています。
高い仏壇と安い仏壇は何が違うの?
本当に安い仏壇店に行くと、数万円といったような商品もあるのは事実です。同じ商品であれば安いほうが売れるはずですが、格安の商品と、売れ筋の20万円~30万円台の商品とは一体何が違うのでしょうか?
一つには、飽きのこないデザインというのが挙げられます。仏壇は、近い人であればあるほど、その前で手を合わせる機会も多いもの。特に法要などでは、30分程度はその前に座るので、細部も色々と目についたりするものです。
また、仏壇は値段によって材質の違いが大きくなります。蝶番など可動部分の耐久性も違います。お供え物を置いたり、拭き掃除をしたりと長年に渡って使うとなると、やはり普通の家具とは違って負担がかかります。値段の違いは、そのあたりで品質の差として表れてきます。
お仏壇は20年、30年あるいはもっと長い期間に渡って、その前で毎日手を合わせて故人への想いをしのぶ大切な空間になります。安いものよりも、飽きの来ないしっかりしたデザインで、長く使える丈夫なものをお選びになることをおすすめします。
跡取りの居ない⽅に選ばれる仏壇とは?
お仏壇といえば、家の中の一番中心に近い場所にあって、家族みんなが手を合わせやすいもの、という印象があると思います。また、古いお家柄の家庭では、代々受け継がれた見事な工芸品のお仏壇が置いてあることも多いでしょう。
こういった一家の大黒柱的な存在の仏壇は、その後、そこで手を合わせる人が受け継いでいくことを前提に設置されています。
しかし最近では、跡取りの居ないご夫婦なども増えています。本記事ではそういった方々によく選ばれるお仏壇について紹介していきます。
リビングルームに置きやすいモダンなタイプのお仏壇
まず最初にご紹介したいのは、リビングルームに置ける、コンパクトでモダンな家具調タイプのお仏壇です。
家具と色合いを合わせやすいのはやはり木目調ですが、ダークブラウンなオーク色から、ライトな色まで、各社さまざまなラインナップを揃えています。
老人ホームなどでも便利な上置き型のお仏壇
老人ホームなどの施設に入られる時に大きな仏壇を持っていくのは、スペースの都合上難しいことが多いです。上置き型だと、あまりスペースも取らず、置くところに頭を悩ませる必要はありません。
また、小さいながらもさまざまなバリエーションが存在しています。材料も小さいので、漆塗りや螺鈿細工などが細かく施されたようなものであってもフルサイズに比べればお求めやすい価格となっているのも魅力です。
手元供養はご存知ですか?
跡取りが居ない場合、そもそも仏壇を買うことがためらわれる場合もあります。かと言って、大切な方の形見や、お位牌などをそのまま置いておくのもなんだか寂しいものです。
そんな方のために、手元供養という方法があります。手元供養とは、ご遺骨の一部を形見代わりに専用の容器で飾っておくことができるものです。インテリアの一部として最近人気が出ています。
また、ご遺骨をジュエリーに加工して身に付けておくといったタイプの手元供養もあります。
「その人らしい」ものを選ぶことが大事
リビングルームに置く家具調タイプでも、コンパクトな上置きタイプでも、手元供養でも、さまざまな商品が発売されています。そこから選ぶ時のポイントとして、「その人らしい」ものを選ぶことが大事です。
大切な人が好きな色だったり、モチーフだったり、後々受け継がれるものでないからこそ、思い切った好みのデザインに寄せることができます。「その人らしく」故人を偲ぶことができるようなものにするのがおすすめです。
仏壇はいつ買うのがベスト?
実は、お仏壇を買うタイミングというのは特に決められていません。なので、買う方が必要と思われたタイミングで、しっかりと選んで購入することをおすすめしています。
仏壇を購入するタイミングはいつ?
いい仏壇をご利用された方を見てみると、「お葬式後、四十九日まで」というタイミングで仏壇を購入されるケースが多いです。お亡くなりになった後、お位牌を白木の位牌から本位牌に替える際に、合わせて仏壇を検討されるケースです。仏壇の納品は約1カ月ほどかかる場合が多いので、初七日が済んですぐに検討するというのが自然な流れのようです。
次に多いのが「初盆まで」というタイミングです。お葬式、初七日とバタバタし、それから相続の手続きなどをしているとあっという間に数カ月経っていることもあり、初盆が来る頃にようやく落ち着いて、しっかり吟味して準備をされる方が多いようです。
また、大きな仏壇の場合は特にそうですが、小さな仏壇の場合であっても、引っ越しや新築といったお住み替えのタイミングで購入を検討する方も多いようです。
相続税対策として仏壇を買う?
お仏壇は死後にご遺族の方が買うだけではなく、生前にご自身で買うという方もいます。
お仏壇やお墓といった祭祀財産は相続税の非課税対象となっているため、生前にお仏壇を購入しておくことで、その分だけ相続税を抑えることができます。おりんなどのお仏具もその対象です。
お仏壇も安くはない出費ですので、できれば誰の費用負担で購入するかはしっかり決めておきたいもの。配偶者や長子など祭祀承継者が費用負担するのが一般的ですが、ご本人が生前に買っていれば、残された方にそういった心配をかけることもありません。
必要と思ったときが一番の買い時
お仏壇の中には注文生産品や限定数量のもの、人気商品といった理由で注文から納品まで数カ月から1年以上待つものまであります。お仏壇が必要と思ったときが一番の買い時と考えてもよいのかもしれません。
仏壇のことなら「お仏壇のはせがわ」
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- 本キャンペーンは「お仏壇のはせがわ」のみの特別キャンペーンになります。「お仏壇のはせがわ」以外の仏壇店は対象外となります。
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- 商品購入後、Webアンケートにご回答ください。
- 本キャンペーンは来店予約をした店舗で購入した場合のみ有効となります。
- 日時変更や来店予約のキャンセルを行う場合、予約した店舗へお電話にてご連絡ください。
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- 来店予約前に、店舗で顧客登録、会員登録等をされている場合は無効となります。
- 楽天、Amazon、Yahoo! などのショッピングモール(ECサイト)でのご購入の場合は無効となります。
- ギフト券は「いい仏壇」の運営会社である株式会社鎌倉新書よりお送りします。ギフト券の発送は、店舗へ購入状況を確認のうえ、商品納品後となります。
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