【2023年】お彼岸の日程は?お供え物やお布施はどうしたらいい?

日本人にとってなじみの深いお彼岸。1年の中で春と秋に行われる行事だということは、多くの方が理解しているのではないでしょうか。いっぽうで、お彼岸の歴史や意味についてあまり知らないという方は、少なくありません。

お彼岸は毎年日程が変わりますが、ここでは2023年におけるお彼岸の日程をご紹介します。また、春秋のお彼岸のお供え物やお布施についてもまとめていますので、そちらもぜひ目を通してください。

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お彼岸の日程/2023年のお彼岸はいつ?

お彼岸は1年の中で春と秋の2回あり、春は春分の日、秋は秋分の日を中心にその前後3日間を含む期間となります。

2023年の場合、春のお彼岸は、3月18日(土)から3月24日(金)までの7日間になります。お彼岸の中日となる春分の日は、3月21日(火・祝)です。

また、2023年の秋のお彼岸は、9月20日(水)から9月26日(火)までの7日間になります。お彼岸の中日となる秋分の日は、9月23日(土・祝)です。

なお、起点となる秋分の日が法律で制定されたのは1948年です。国民の祝日に関する法律によって定められました。この日は、亡くなった人々、祖先をうやまい偲ぶ日とされています。この時期には、戦前から皇族の祖先の霊をまつる秋季皇霊祭が行われていました。秋分の日はこれを引き継ぐものです。

秋分の日は毎年9月23日ごろですが、必ずしもこの日になるわけではありません。暦象年表という国立天文台の作った暦をもとに、閣議が開かれて決定しています。そのため、年によっては9月23日にならないということも当然あります。

お彼岸のお供え物は?

お彼岸のお供え物といえば「ぼたもち」または「おはぎ」が思い浮かびます。どちらも日本人にはなじみのある和菓子ですが、おはぎとぼたもち、どちらを供えればいいのかと悩んでしまう方も少なくありません。

おはぎとぼたもちは食べる季節によって呼び方が異なるだけで、基本的には同じお菓子のことを指しています。それぞれ、春と秋に咲く花に見立てて呼び名が変わります。漢字で書くと、ぼたもちは「牡丹餅」となり、春に咲く牡丹の花を表していることがわかります。いっぽう、おはぎは「御萩」となり、秋に咲く萩の花を表しています。そのため、秋のお彼岸にお供えするのはおはぎ、ということになります。

ただ、地域によって違いがあることも少なくありません。ふたつを明確に区別していないこともあります。また、秋分の日のお供え物もぼたもちと呼ぶケースも見られます。春にはぼたもち、秋にはおはぎというのが全国的にポピュラーなので、それで覚えておいて問題はありません。

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お彼岸のお布施の目安は?

お彼岸の法要でお坊さんに読経してもらう際には、お布施を包む必要があります。このお布施も、いったいどれくらい包めばいいのかと悩む方が少なくありません。

合同で行われるお寺の法要に参加するケースだと、3千円~1万円程度が目安だといわれています。個別法要のケースだと、3万円~5万円が多くなり、自宅に来てもらうときには別途5千円程度のお車代を包むこともあります。

お布施は無地の白い封筒に入れて渡すのが一般的です。表書きには「御布施」と書きましょう。地域や宗派によって何と書くか変わってくるケースがあるので、事前に確認したほうがよいかもしれません。水引が必要かどうかも悩みどころですが、これも地域によりけりなので事前の確認が必要でしょう。その地域に根差した風習などがなければ水引はつけなくてよいことがほとんどです。

お坊さんに渡すときのマナーですが、お盆に載せるか、袱紗に包んでおいて渡すようにしましょう。そのまま手渡ししてもマナー違反とまではなりませんが、お盆や袱紗を使ったほうがより丁寧です。

毎日のお参りや法要(お彼岸・お盆など)の意味と作法
法要とは現在では供養(追善供養)、そして、死者を弔う儀式を指します。法事、仏事とも呼ばれます。ここでは、毎日のお参り(供養)の仕方から、お彼岸・お盆、各法要の意味と作法についてご説明します。

お彼岸の歴史・意味とは

お墓参りやお供え物毎年、お墓参りをお彼岸にしている、という方は少なくありません。彼岸は、もともと、悟りの境地の世界という意味を持つ仏教用語です。しかし現在では、この時期に執り行われる彼岸会の法要を指すことがほとんどとなっています。もともとの意味で彼岸という言葉を使用するケースは少ないかもしれません。

では、彼岸会の法要はいつから始まったのでしょうか?

始まりは平安時代だといわれています。この時代の中ごろには浄土思想が人々のあいだに広がりを見せました。
お彼岸の日、太陽がのぼるのは真東、沈むのは真西の方角となります。そこで、この時期に沈みゆく太陽を見ながら西方の極楽浄土を思い描くことが、修行として重要な意味を持つようになりました。この修行に励むことによって極楽浄土に行くことができる、と多くの方が信じていたようです。お寺ではこの時期の法要が大切に扱われるとともに、墓参がさかんに行われるようになりました。

彼岸会は、日本古来の自然信仰や祖先崇拝と結びついて成立したものだと考えられています。仏教徒の多い国は日本以外にもたくさんあります。しかし、お彼岸に先祖を偲んでお墓参りをするという風習は、日本にしかありません。日本に古くからあった民俗的な信仰が、独自の彼岸会の法要を普及させたと考えることができます。

彼岸会(ひがんえ)とは - 由来や風習、彼岸の意味
春秋に年2回ある彼岸会(お彼岸)。彼岸会にはどのような意味があるのか、期間はいつからいつまでなのか、彼岸会の期間中にはどういった行事が行われるのかなど、彼岸会に関するさまざまな情報をまとめました。

まとめ

お彼岸の日程や歴史、お供え物などについて説明してきましたが、お彼岸のお墓参りが日本独自の文化ということに驚いた方も多いかもしれません。彼岸の法要をしたいという方、まずは相談してみたいという方は、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。初彼岸だけど何をすればいいのかわからない、という方のご相談も受け付けています。

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