買い方
- 唐木仏壇の品質について
Q
唐木の仏壇といってもいろいろな種類があるようです。どういう表示のものを買えばいいのでしょうか?
A
仏壇には「金仏壇」と「唐木仏壇」があり、唐木仏壇は黒檀や紫檀を材料として使用するものが多いですが、中には”黒檀調”などと黒檀を使用していないものもあります。一部だけ黒檀を使用していても黒檀と表示している場合もないわけではありませんので、購入の際にはよく確認することが必要です。
- 部屋に合うサイズの仏壇が見つからないときは?
Q
うちは間取りが変わっていて通常サイズの仏壇を置けるスペースがありません。そんなときはどうすれば良いのでしょうか?
A
設計から完成までを自社で行いオリジナルサイズの仏壇を製作しているお店もあります。また、小ぶりな家具調仏壇ならスペースが狭くても置けるので検討してみてはいかがでしょうか?
- 分家でも仏壇を新しく買ってもいいの?
Q
新しい家を購入しようと思っています。しかしうちは分家。新しく仏壇を購入しても良いのでしょうか?
A
仏壇は命をつないでくださったご先祖様に感謝をする場であり、今を生きる人にとっての心のよりどころです。分家だからといって買ってはいけないということはありません。お仏壇に手を合わせてあたたかな心を育てることはお子様への教育としても大いによい影響を与えることでしょう。
- 仏壇を買う時期
Q
葬儀の後、仏壇はいつ買えばいいのでしょうか?
A
一般的には、四十九日の法要までに用意することが多いようです。四十九日までは、白木の位牌と遺骨を祭壇に祀っており、四十九日の法要後は白木の位牌を菩提寺に納め、漆塗りの位牌を仏壇に安置することになります。
- 仏壇の購入の際に気をつけること
Q
仏壇を購入する前に確認しておくことはありますか?
A
最近は仏壇も伝統的なものから、家具調のもの、小型のものまで様々あります。まず確認しておくことは宗派です。宗派によって仏壇も変わってきますので、宗派をお店に伝えると、適当なものを教えてくれます。また置く場所によって大きさが変わってきます。特に扉を開けた状態でも入るのか確認が必要になります。リビングに置く場合には、ご家族の好みや周りの家具との調和も考えておく必要があるでしょう。
- 仏壇の種類を教えてください
Q
仏壇には金色のものと、黒っぽい色のものがあるようですが、宗派によって違うのでしょうか?
A
仏壇は大きく分けて金仏壇と唐木仏壇の2種類があります。金仏壇は浄土真宗や浄土宗のもの。唐木仏壇はどの宗派でも使われています。最近は宗派や様式にこだわらず、好みやライフスタイル、インテリアに合わせたタイプのものも増えてきています。故人の冥福を祈るという気持ちがあれば、ご家族の好きなタイプを選んでいいでしょう。
- 仏壇を買うタイミングは?
Q
現在、私の家には仏壇はありません。父は次男のため、祖父の代、曾祖父の代を祀っている仏壇は、遠方に住んでいる叔父の所にあるためです。今は両親とも元気ですが、そろそろ元気な家にお墓の準備を、という話をしているようです。仏壇の場合はどのようなタイミングで買ったらよいのでしょうか?
A
結論からいえば、お仏壇購入のタイミングに決まりはありません。一般的には、実際に肉親が亡くなり必要に迫られて、というケースが多いでしょう。その場合には、本位牌を用意する四十九日法要までに仏壇も用意するのが良いかと思います。もちろん、ご両親がお元気な間に用意しても問題はありません。ご家族のどなたかが亡くなってからですと、お葬式からお墓の準備まで、短い期間に大変多くの物事を決めたり、用意しなくてはなりません。経済的な問題、物理的な時間の問題などで後で後悔するよりも、ご家族が元気なうちに皆さんで話し合って、少しずつ準備をしておくというのも良いことなのではないでしょうか。
- 仏壇の耐久年数は?
Q
仏壇の購入を検討しているのですが、一般的に仏壇は買ってどれくらい使えますか?
A
仏壇の素材、加工法によってまちまちですが、仏壇の寿命は50年ほどと考えていると良いでしょう。きちんとお手入れをしながら大切にすれば修理や掃除でさらにもつものもありますので、仏壇の購入時は価格よりも質の良さで選ぶのが良いでしょう。
- 仏壇の種類にはどんなものがあるの?
Q
仏壇には、どういう種類のものがあるのですか?
A
仏壇は本尊、位牌などをお祀りし、心をこめて手を合わせることで、ご先祖様を供養するものです。仏壇には「金仏壇」と「唐木仏壇」があります。「金仏壇」は漆と金箔の輝きが荘厳な印象を与えます。唐木仏壇は黒檀や紫檀などを使用し、落ち着いた重厚な風合いの仏壇です。
- 洋室に合う仏壇はある?
Q
うちは洋室しかないのですが仏壇の購入を検討しています。洋室に合う仏壇はないでしょうか?
A
生活の変化によって仏壇のデザインもさまざま変化しています。洋室にマッチした仏壇をお探しの場合は小さなスペースでも置けたり、一見すると家具のような家具調やモダン仏壇なら違和感なく置けるでしょう。
- 小さい仏壇がいいのですが格式がないのは嫌です
Q
小さい仏壇がいいと思っているのですが、格式がないのは嫌です。
A
最近は小型でも様々な種類のものが出ています。小さくても、無垢の材質を使ったものでしたら、重厚で高級感もあります。仏壇は、手を合わせる方の気持ちが大切です。心をこめてご先祖様にお祈りすれば、それがいい仏壇につながるといえるのではないでしょうか。
- 仏壇の品質の見分け方
Q
仏壇の品質はどこで見分ければいいのでしょうか?
A
専門家でもひとめで品質を見分けることはむずかしいのが事実です。ですから、大事なのは信頼のおける仏壇店を選ぶことになるでしょう。信頼のおける仏壇店は、まず産地の表示をし、説明をしてくれること。価格についても仏具一式の内容と説明を具体的にしてくれること。値引きしてくれるからいい店だとは限りません。
- 家具調の仏壇を選びたい
Q
家具調の仏壇を買いたいと考えていますが、仏壇らしくないと家人に反対されています。
A
最近は家具調の仏壇の種類も増え、品質もよくデザインも洗練されているものが出てきているようです。ご家族としては、仏壇に対する伝統的なイメージから家具調仏壇を反対されているのでしょう。これまでは仏壇に対する見方も固定化していましたが、だんだん自由な考え方が広がっていっているようです。将来的にはさらに家具調が大きな比重を占めるようになるかもしれません。いずれにしても、仏壇の形が問題ではなく、仏壇を前に心をこめて先祖の冥福を祈る気持ちが大切なのではないでしょうか。
- 仏壇は四十九日までに購入すべきか
Q
父が亡くなりました。仏壇は四十九日までに購入しないといけませんか?
A
四十九日までにご用意されるのが一般的ですが、四十九日後でもいけないという決まりはありません。また、特に仏教徒でないのなら、故人の写真にお花を供え冥福を祈るということでも十分供養になります。信仰の問題になりますので、葬儀でお世話になったお寺に相談してはいかがでしょうか。
- 仏壇の値段の違いはどこからくる?
Q
仏壇の購入を検討していますが値段がピンキリでどれが良いのか迷っています。仏壇の値段がこんなに違うのはなぜでしょうか?
A
仏壇は宗派によってさまざまな加工を施されています。一般的に彫刻や蒔絵などの細工をしてあるものは加工費も含まれていますので高くなります。また、木材の種類によっても違いがでます。
- 仏壇の買い替えの時に、小さいものに替えてはいけないのですか?
Q
仏壇を買い替えるのですが、今のものより小さくしてはいけないと聞きましたが、本当ですか?
A
家を建て替える時に、仏壇も買い替えることはよくあります。仏壇を立派にすることは、もちろん素晴らしいお気持ちですが、逆に小さくすることについて、特に悪いという考えはありません。仏壇の大きさや立派さが問題なのではなく、向き合うご家族の気持ちの問題なのは言うまでもないでしょう。ご家族がお参りしやすい仏壇を選ぶのが一番ではないでしょうか。
- 仏壇に生産地表示はありますか?
Q
仏壇にも生産地表示があるのでしょうか?
A
あります。生産地の表示としては、組み立てまでの全工程を国内工場で行った「純国産」、工程の一部を海外工場で行った「国産」、海外工場である程度部品を作り、最終工程を国内工場で完成させた「準国産」、感性までの全工程を海外工場で行った「海外製」があります。
- ペットの仏壇について教えてください
Q
かわいがっていたペットが亡くなりました。ペット用の仏壇はありますか?
A
ペット専用の仏壇もありますし、通常の仏壇で小さめのものをお祀りされる方もいます。ペット用のミニ骨壷もありますし、遺骨をペンダントに納めていつも身につけている方もいます。
- 仏壇の生産地について
Q
仏壇はやはり国産のものがいいのでしょうか?
A
近年は外国向上の技術も向上したので、製品の品質の差は少なくなってきていますが、やはり国産のものの方が品質的に安定し、耐久性も高いと言えるでしょう。
- 仏壇を買う時期はいつごろがいいの?
Q
何でもない時に仏壇を買ってはいけないと聞きますが・・・
A
身近な人が亡くなって仏壇を購入する場合は、通常四十九日までに準備します。また家を新築する時に仏壇も新しいものに買い替えることもよくあります。しかし、何でもない時に仏壇を購入することは悪いことではありません。
- 仏壇選びのポイントとは?
Q
仏壇を買うのですが、どうやって選べばいいのかわかりません
A
宗派によって変わってくるものもありますので、お店の方と相談してください。また仏壇を置く場所によって、大きさも決まってきます。高さや奥行きはもちろんですが、扉を開いても大丈夫な幅が必要になります。開いた状態で幅がどれくらいになるのか必ず確認しておきましょう。リビングルームなどに置く場合は、家具との調和も考えることも大事です。
- 仏壇を買うと仏具もついてくるのか
Q
仏壇を購入すると、仏具一式もセットになっているのでしょうか?
A
基本的には、仏壇と仏具は別になっています。最初からセットにはなっておらず、それぞれの価格を合計した仏壇、仏具一式の価格が仏壇店から提示されることになるでしょう。合計金額に含まれる仏具、含まれない仏具を確認することが大切です。
- 仏壇の材質について
Q
仏壇には黒檀や紫檀という材質があると聞きましたが、これはどんなものなのですか?
A
黒檀や紫檀は昔から唐木と呼ばれており、唐木仏壇という名称もこれが由来です。最近は乱伐が進んだ上に、生育が遅いため、非常に高価で貴重なものになっています。黒檀は黒を基調とし、美しい縞模様がある縞黒檀をさします。紫檀は硬く、暗赤紫色の鮮やかな色をしています。長時間自然乾燥をし、手間もかかりますが、虫や菌などに強く耐久性に優れているので、仏壇には最適です。
- オークションで売っている仏壇は問題がある?
Q
インターネットオークションで仏壇を販売しているお店がありますが、品質に問題はないのでしょうか?
A
店頭で販売をしている一方でインターネットのオークションも展開している仏壇店もあるようです。安価なものが多いですが、送料やアフターサービスを考えると店頭で販売している仏壇と変わらないという場合もあります。安いからといって悪いと思うことはありませんが、品質や保証などの点をしっかりチェックして購入したほうが良いでしょう。
- よくある「安売り」のお店で販売している仏壇に問題はないでしょうか?
Q
よくある「安売り」のお店で販売している仏壇に問題はないでしょうか?
A
仏壇のご購入にあたってどのようなお考えを持っておられるのかが大切かと思います。とにかく安いものがいいのか、あるいは長く使うものなのでアフターサービスの充実した店から買おうと考えているのか、です。もちろん安くてアフターサービスも充実というのが理想でしょうが、やはり安く販売しようとすれば何かを犠牲にしなくては店も成り立ちません。そのあたりをお決めになるのがまずは大切だと思います。仏壇の場合、同じように見えても材料や工法などが異なるので、価格の高い安いは私たちでも正しく判断できるものではありません。定価を高くつけて、大幅に値引きをするお店もありますし、初めから妥当な値段をつけている店もあります。素人目には、大幅割引している店のほうが安く思えたりしますが、最終的な販売価格は同じであったり、あるいは値引きを謳う店のほうが高いというのも良くある話です。したがって、高い安いを基準にするよりも、信頼できそうなお店か否かが大切なポイントだと思います。そこに祀られるご家族がそれで喜んでくれるのだろうかという基準で仏壇を選んで欲しいと考えています。故人のために出来るだけ良いものをという気持ちも素晴らしいと思いますし、安価なものでもその方を思う気持ちがあればそれも素晴らしいと思っています。金額の多寡ではなく、気持ちの問題なのです。