仏壇が2つある場合はどうすればいいのか

1つの家に2つの仏壇を置いてもいい?
しかし、近年は仏壇を承継する方がいないため、1つの家にそれぞれの実家にある仏壇を置かなければならない場合が増えています。そのため、やむを得ないときは、いくつかの注意点を守って仏壇を置くようにしましょう。
2つの仏壇の置き方と注意点
また、宗派以外の問題点もあります。例えば、ご年配の親戚の中には、2つの仏壇を置くことに苦言を呈する人もいるので、そういった考えに配慮し、事前に話し合いをしておくことが大切です。
ほかにも、家庭によっては、嫁いだ先の仏壇より立派な仏壇を持ち込むのは避けたほうが無難といった意見もあります。それぞれの家庭によって考え方はさまざまですが、事前に確認をとるなど、お互いの配慮が必要な場合もあります。このような場合、新たに持ち込む仏壇を小さめの仏壇か、厨子(ずし)と呼ばれる仏像、掛け軸、位牌などを安置できる箱型の仏具にとどめるという方もいるようです。
時代錯誤な考え方かもしれませんが、嫁いだ家の先祖に対して「同じ家に置かせていただきます」という気持ちを持つことが大切です。あくまで仏壇はご先祖様や仏様をお祀りするものですので、配慮と気遣いを忘れないようにしましょう。
仏壇を1つにする
仏壇の宗派が同じ場合
宗派が異なる場合
また、他宗派の仏壇と1つにすることを好ましくないとするお寺や宗派もあります。夫婦や親族間で話し合い、仏壇を1つにするのか、宗教を残すのかなどを決めておきましょう。そして、それぞれの宗派のお寺に仏壇を1つにしても差し支えがないか、確認しておくとよいでしょう。
お寺に永代供養してもらう
期間はお寺によって変わりますが、一般的に10年から33年の間で一定の期間、供養してもらいます。その期間が過ぎた後は、位牌をお焚き上げします。仏壇を2つ置くことや、1つにすることが難しい場合は、永代供養が有力な選択肢になるでしょう。
また、基本的に嫁ぎ先の仏壇を残すため、永代供養をする位牌は妻側である場合が多いようです。婿養子の場合は妻の実家の仏壇を引き継ぎます。
2つの仏壇を置く場合の手間と費用
また、合祀墓の永代供養であれば10〜30万円程度で供養してもらうことができます。菩提寺がない場合は、菩提寺でなくても供養を請け負ってくれるお寺にお願いして供養してもいましょう。
まとめ
それぞれの実家の仏壇を引き継ぐことになった方で、相談したい方や見積もりが欲しい方は、お気軽にお問い合わせください。


