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夏の風習であるお盆ですが、実は、地域によって初盆(はつぼん)と通常のお盆に区別されることがあります。
東日本など地域によっては初盆を新盆(にいぼん)と呼ぶこともあります。
お盆といえば、家族でお墓参りに行ったり、御先祖様のいるお仏壇へ手を合わせたり、「故人様や御先祖様をご供養する期間」という印象が強いと思いますが、ご供養の方法にも地域による違いがあります。
など、今まで御先祖様のご供養をして過ごしていたお盆に違いがあるということに驚きの方もいらっしゃるでしょう。
そこで、気になる「初盆とお盆の違い」や「関西圏での初盆に必要なもの・マナー」について地元の兵庫県を初め大阪・奈良と関西最大級の店舗展開を誇る創業二百十余年の老舗仏壇店『お仏壇の浜屋』のスタッフ様に詳しく解説していただきました。
「初盆」と「お盆」の全国的な違い
初盆とお盆の大きな違いは時期
一番の違いは「行われる時期」です。
初盆・お盆とも8月に行います。
関東の一部では、7月に行われる所もあります。
-7月盆の場合 7/13(木)~7/16(日)
-8月盆の場合 8/13(日)~8/16(水)
初盆もお盆も「故人様・御先祖様をご自宅にお迎えしご供養する」というお盆行事としての捉え方は変わりませんが、ご供養方法や行事の規模が地域や風習により異なります。
関西圏では「初盆」を8月に行う
初盆の日程は地域により異なる場合がありますが、関西圏では一般的に8月に初盆を行います。
– 初盆 8/7(月)~8/15(土)
– お盆 8/13(日)~8/15(土)
通常のお盆よりも早い7日に迎え火を焚き、御先祖様をお迎えします。
また、関西圏ではお盆は15日まで(16日の地域もあります)のため、15日に送り火を焚いてお見送りをするのが一般的です。
※地域によって異なる場合がございます。
それでは、具体的に「初盆」とは何をするものなのか解説します。
初盆とは
初盆の概念
「初盆(はつぼん)」とは故人様が亡くなられた後、四十九日後に初めて迎えるお盆のことです。
そのため、一度きりの機会になることから、大勢の親族や友人などが集まり華やかに故人様をお迎えする行事とされています。
初盆の際には、集まった人々で法要や会食を行うことが多いです。
法要を執り行わない地域が多いお盆と比べると、法要の手配・参列者の確認・食事や場所の手配など準備するものや段取りが増えます。
中には、お家で簡単に済まされる場合もあります。
初盆は地域によって呼び方が異なります。
一般的に西日本では「初盆(はつぼん)」、東日本では「新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)」などと呼ばれることもあります。
また、四十九日中にお盆を迎える場合には、その翌年に初盆を行なうのが一般的とされています。
初盆・お盆に区別ができた理由
全国的に見ると8月に行われるお盆の地域が多いのですが、お盆の区別ができたのはなぜなのでしょうか。
これにはお盆の歴史や明治時代に行われた改暦が関係しています。
お盆の由来と言われているのは盂蘭盆経(うらぼんきょう)に書かれた伝説で、お盆は正式には盂蘭盆(うらぼん)と呼ばれます。
この伝説によると、釈迦の弟子である目連が、亡き母があの世で飢えと渇きに苦しまなければならない餓鬼道に落ちてしまった様子を見て、母親を救いたいとお釈迦様に助けを求めます。
お釈迦様から「7月15日に供養しなさい」という教えを受け、その通りにご供養した結果、母親を救うことができたのです。
日本で盂蘭盆(うらぼん)が公に行われたのは606年で、古くからお盆は7月15日に行われるものとされていました。
しかし、明治時代に行われた改暦で太陽暦が使われるようになりました。
それに伴い、日本の各行事は30日遅れとなり、旧暦の7月15日に行われていたお盆が改暦後には新暦の8月15日に行われるようになりました。
地域によるお盆の時期のずれができた理由には諸説ありますが、7月半ばは農作業に追われて忙しいため、旧暦のお盆の時期に近い8月15日をお盆の時期として定めたという理由もあるようです。
関西圏でのお盆時期や初盆・お盆の違い
関西圏でのお盆時期や初盆・お盆での違いを簡単にまとめてみました。
関西では通常のお盆を「お盆」と呼び、初盆・お盆とに分けられております。
初盆 | お盆 | |
時期 | 8/7 ~ 8/15 | 8/13 ~ 8/15 |
法要・会食 | 有り 四十九日後の初の行事として 1度きりのため盛大に執り行う | 無し お寺様によるお参りが一般的 |
準備物など | ・初盆用の盆提灯である白紋天(しろもんてん) | ・通常のお盆飾りやお供えなど |
地域によりお盆の準備物や法要の有無に違いがありますので、参考としてご確認いただければと思います。
また、準備物については後程詳しく解説いたしますが、一般的に初盆の際は通常のお盆準備にプラスで必要なものがございます。
『お仏壇の浜屋』では各地域の特性や風習を熟知したスタッフが、お客様に合わせたお盆の準備をサポートさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
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「初盆法要」やお盆に必要な準備
上記でも少し触れましたが、初盆には通常のお盆準備に追加で必要なものがあります。
具体的にどのような準備物や手配が必要なのでしょうか。
- 初盆法要の手配
- 参列者への案内状送付・会食会場の予約
- お布施の準備
- 返礼品の準備
- お盆用飾りの準備(精霊棚・新棚・精霊馬・盆提灯・初盆用盆提灯)
- お供えの準備
一般的な流れを挙げてみましたので、順に解説いたします。
① 初盆法要の手配
まずは初盆法要の手配を行います。
初盆法要は、自宅に僧侶をお招きして個別に行う「個別法要」が多いですが、菩提寺がある場合には、お寺で「合同法要」を行う場合もあります。
法要手配の流れを下記にまとめてみました。
- 菩提寺がある場合は、まずご住職に相談をしましょう。
- 個別法要の場合、法要を行う日程・場所を決めましょう。
- 法要で読経いただく僧侶の手配を行いましょう。
お寺で行う合同法要の場合には、基本的にお寺から届く合同法要の案内状に沿ってご準備すれば問題ありません。
遅くとも1ヶ月前までには手配を完了させることで、ゆとりを持って参列者へ案内状を送ることができます。
② 参列者への案内状送付・会食会場の予約
日程・場所が確定したら、参列者へ案内状を送ります。
参加人数が確定したら会食会場(施設・料亭など)の予約や自宅法要の場合は料理の手配を行います。
参列者のご予定も考慮して1ヶ月前には案内状送付を済ませると良いでしょう。
③ お布施の準備
法要の手配が終わると、僧侶へのお礼であるお布施を用意します。
お布施の金額は、お寺により異なりますが、一般的に3~5万円が多いです。
個別法要で自宅などに僧侶を招く場合は、「御車代」として別途5千~1万円程必要です。
また、法要後の会食に僧侶が参加しない場合は「御膳料」も必要になります。
こちらも目安として5千~1万円の場合が多いです。
④ 返礼品の準備
参列者へのお礼である返礼品を用意しておきましょう。
お菓子・お茶・タオルなどの食品や日用品を選ぶのが一般的です。
金額の相場は1千~5千円程度ですが、頂いたお仏前金額の2分の1~3分の1程度が目安です。
返礼品の準備は事前に行うため、法要当日に高額のご仏前を頂いた場合は、当日返礼品をお渡ししたうえで後日改めて別の品物を贈るのがマナーです。
⑤ お盆用飾りの準備
初盆はお迎えする日とお見送りする日を含めて8月7日~15日までです。
関西圏では、初盆の場合は8月7日の夕方・通常のお盆の場合は8月13日の夕方に、故人様をお迎えするための迎え火が焚かれます。
そのため、前日までに飾りの準備をしておくと良いでしょう。
地域によって飾りの内容は異なりますが、一般的なお盆飾りである「精霊棚(せいれいだな・しょうりょうだな)」「精霊馬(せいれいうま・しょうりょううま)」「盆提灯(ぼんぢょうちん)」と「初盆用の盆提灯」・関西圏で初盆の際に飾る「新棚(あらたな)」「精霊堂(せいれいどう)」をご紹介いたします。
精霊棚
精霊棚(せいれいだな・しょうりょうだな)とは、故人様・御先祖様の霊を迎えるための棚のことで、盆棚(ぼんだな)や祭壇(さいだん)とも呼ばれます。
お盆期間中に帰ってきた故人様・御先祖様の霊はこの棚に滞在すると言われています。
関西圏の初盆では、この精霊棚の上にゴザを敷き、お盆の間御先祖様が住まわれる新棚(あらたな)・精霊堂(せいれいどう)を飾り、位牌をご安置するのが一般的です。
精霊棚はお仏壇の前や横に置き、お位牌や精霊馬・お供え・鬼灯(ほおづき)などを飾ります。
精霊棚の周りには、盆提灯を対で飾る配置が一般的です。
精霊棚には簡単に組み立てられるセットになっているものもあります。
また、関西圏で使用する新棚がセットになっているものもございます。
初盆セット 雅(みやび)
初盆・お盆をお迎えするための精霊棚(祭壇)・初盆用白紋天・新棚・お盆専用道具を取りそろえた初盆セットです。
セットの初盆用提灯である白紋天は、モダンデザインのコンパクトタイプ。
ローソク電池灯(お試し電池入)は炎のように揺らめく光を演出します。
大きいサイズの祭壇(幅76×高60×行60cm)のセットですので、別途机を用意する必要がなく、ゆったりとお供えものなどを置いて初盆・新盆をお迎えすることができます。
セット内容:祭壇(都段)・新棚ミニ・ゴザ・初盆用提灯(露型 白紋天)・焙烙皿(ほうろく皿)・はしご・お膳用 足打三宝・お膳用 瀬戸物(5点セット)・牛、馬各1体・蓮皿(2枚)・麻がら(10本)・鬼灯(ほおずき)
精霊馬
精霊馬(せいれいうま・しょうりょううま)は広く伝わる風習のため、関西でも行われます。
精霊馬とは、精霊棚にお供えする物のひとつで、御先祖様の霊を送迎するための乗り物です。
お盆期間にキュウリやナスに割り箸のようなものがささったものを見かけたことはないでしょうか?
これが精霊馬です。
キュウリとナスに割り箸で足を付け、キュウリを脚の速い馬・ナスをゆっくりと歩く牛に見立てて作ります。
キュウリの馬は往路の乗り物で、「御先祖様が脚の速い馬に乗って早く帰って来られるように」との願いが込められています。
一方、復路の乗り物であるナスの牛には、「少しで長くこの世に滞在してゆっくりと揺られながら帰って欲しい」という願いが込められています。
キュウリの馬は精霊棚の方へ向けて飾り、ナスの牛はその逆方向に飾ります。
お盆期間が終わると、塩でお清めした後ゴミに出して処分することが一般的で、食べることはNGとされています。
精霊馬は市販の馬・牛人形でもかまいません。
人形と合わせて野菜(キュウリ・ナス)を飾るという例も関西圏では多いようです。
例えば、お仏壇の浜屋では、市販の馬・牛人形もございます。
盆提灯
盆提灯(ぼんぢょうちん)とは、故人様・御先祖様の霊が迷わずに家にたどり着けるように灯しておく提灯のことです。
後程ご紹介する初盆用の白い提灯と毎年使用する絵柄の入った提灯の2種類があります。
また、盆提灯は飾り方によって、「吊り提灯」と「置き提灯」の大きく2つに分けられ、置き提灯にはさらに細かい種類があります。
毎年使用する盆提灯のおすすめ商品や選び方を『お仏壇の浜屋』のスタッフ様に教えていただきました。
盆提灯・新型提灯・置き提灯 はごろも 2号
伝統的な岐阜提灯のスタイルを現代的にアレンジした商品です。
絹の2重張り、描きの絵柄は伝統の技術を継承している逸品です。
スリムで細長くすっきりとした形状は置き場所を問わず、片付けも楽です。
盆提灯・置き提灯 楓 8号
小型の1対の置き提灯です。
火袋はビニロン張で手描きの芙蓉・萩・尾花(ススキ)の花柄が特徴の左右対柄になった提灯です。
ビニロン紙は和紙の風合を持つ合成繊維で作られており、強度・耐久性・耐熱性が高く、多くの盆提灯に用いられています。
価格も絹より安価のものが多いです。
盆提灯・吊り提灯 花の都
絹2重張りで趣のある吊り提灯です。
絹は艷やかな張りと優しい光が特徴で、二重張りはそれぞれに異なる柄が描かれており、点灯時には趣ある仕上がりとなります。
LED電池ローソク式のため、熱くならずに安心してお使いいただけます。
盆提灯を選ぶ基準や商品のオススメポイントを教えてください。
初盆の時だけでなく、翌年からも毎年お盆のお飾りでお使いになられる分ですので形・花柄等、好みのものを選びましょう。
初盆の方は初盆用の提灯(初盆のみ使用)も一緒に用意されるのがいいでしょう。(初盆のみ使用)
お仏壇の浜屋 スタッフ様
初盆用の盆提灯である白紋天
通常のお盆飾りとは別に、「白紋天(しろもんてん)」と呼ばれる初盆用の盆提灯があります。
初盆の際には、白地の盆提灯を玄関の前に目印として飾ります。
しかし、近年の住宅事情の変化により「集合住宅で玄関に飾る場所がない」という声もあります。
そのため、住宅事情に合わせた選び方ができるよう、室内の窓際に吊り下げるタイプや室内に置くタイプの白紋天が登場し、お住まいに合わせて自由に飾る方が増えてきています。
また、電池式のコードレスタイプの白紋天は、火事の心配が無く、お子様やペットと暮らす方にも安心してご利用いただけます。
白紋天は、初盆が過ぎると送り火と一緒に燃やすか、菩提寺に依頼して処分してもらうのが一般的です。
『お仏壇の浜屋』のスタッフ様に初盆用の白紋天を紹介していただきました。
初盆用白紋天 露型 小型コードレス
お仏壇の浜屋オリジナルの初盆用白紋天です。
置き・吊両用タイプのミニ提灯で、組立ても簡単で、収納の際も小さくすることができるためコンパクト。
LED電池灯は下にスイッチが有り、本体を押し下げて点灯させるタイプです。
初盆用白紋天 吊り提灯 コードレス
コードレスで置く場所を選ばない吊り提灯タイプの白紋天です。
電池ローソク式のため、熱くならずにお子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
飾られる場所・スペースなどによって選びましょう。
より丁寧な場合は、吊り提灯と置き提灯の両方をお求めになられれば良いでしょう。
さらに、一対でお祀りされる場合もあります。
お仏壇の浜屋 スタッフ様
初盆用の新棚
既にご紹介しましたが、関西圏では精霊棚の上にゴザを敷き、新棚(あらたな)を置きます。
新棚は、精霊堂(せいれいどう・しょうりょうどう)・位牌堂(いはいどう)と呼ばれることもあります。
関西圏の初盆で飾られる新棚は、お盆期間中の御先祖様のお住まいとなります。
新棚は、同じ関西圏でも地域によって様々な特色があります。
阪神地区では、舟と屋形を飾るところもあるようです。
同じ関西圏でも初盆のお飾りに各地の特色が見受けられますね。
詳しくは各地域の浜屋の店舗でご確認ください。
⑥ お供えの準備
精霊棚にお供えする小物や食べ物の準備も必要です。
御先祖様が帰って来られたお盆期間には、日頃のお参りでも使用する線香・ローソク・お花などに加え、お菓子・果物・精進料理などの食べ物も毎日三食お供えするのが基本です。
また、初盆のお供えは団子が一般的で、地域によって風習や日にちが変わる場合もありますが、日によってお供えする団子の種類や呼び方が変わります。
7日 | 8~14日 | 15日 | |
呼び方 | ・お迎え団子 | ・おちつき団子 ・お供え団子 | ・送り団子 |
団子の種類 | ・白い団子 ・あんこ ・甘辛たれ | ・白い団子 ・おはぎ | ・白い団子 |
以上、初盆法要に必要な準備を解説いただきました。
初盆の準備や法要の手配にお悩みの方はお気軽に『お仏壇の浜屋』にご相談ください。
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関西圏での初盆・お盆の流れ
次に、初盆・お盆の当日からお盆が終わるまでの流れを解説します。
迎え火(迎え盆・お盆入り)
故人様・御先祖様をお迎えする日である8月7日の午前中は、お供えの準備・お墓参り・お墓掃除を済ませ、御先祖様の霊を迎える準備をしましょう。
夕方には、玄関前もしくはお墓で「迎え火」を焚いて御先祖様をお迎えします。
そして準備していた盆提灯・白紋天に火を灯し、御先祖様が迷わず帰って来られるように目印を作ります。
目印として、提灯と合わせて鬼灯(ほおづき)をお供えすることもあります。
鬼灯(ほおづき)は、御先祖様が提灯の灯りを頼りに帰ってこられることから、途中で迷われないようにとの心づかいをもって、提灯に見立てて飾られるようになったといわれています。
通常のお盆の場合、迎え火は13日の夕方に行います。
お盆期間(中日)
初盆の場合には、お盆の中日(ちゅうにち)期間に法要や会食を行い、故人様をご供養する形が一般的です。
お墓が近くにある場合は、法要・会食と合わせてお墓参りを行う場合もあります。
お盆の場合は、この期間にお墓参りをされる方が多いのではないでしょうか。
地域によっては初盆・お盆関係なく法要を行う場所もあるようです。
御先祖様の霊が帰ってきているこの期間は、ろうそくや線香の火は絶やさず、お供えや水などは毎日交換するようにしましょう。
送り火(送り盆)
お盆の最終日である15日(16日の地域もあります)の夕方には、「送り火」で故人様・御先祖様を見送ります。
夕方まではお供えやお祈りをし、夕方には迎え火と同様に玄関前もしくはお墓で「送り火」を焚いて御先祖様をお見送りしましょう。
初盆の場合は、送り火の時に初盆用の盆提灯である白紋天を一緒に燃やすこともあります。
お見送りが済んだら、お盆飾りの片付けをします。
当日の片付けが難しい場合は、遅くても翌日には片付けを済ませるようにしましょう。
西日本では、送り火として「灯籠流し」・「精霊流し」を行う地域もある
一般的にはお盆の最終日に行う送り火の一種であり、夏祭りや花火大会などのイベント時に合同で行われることが多い「灯籠(とうろう)流し」。
死者の魂を弔って灯籠やお盆のお供えものを海や川に流す行事で、西日本に限らず日本全国で行われています。
全国的に有名な灯篭流しですが、終戦間もない広島から始まったと言われています。
原爆で遺族を失った市民が追善とご供養の気持ちを込めて、手作りの灯籠を川に流したことが由来だそうです。
もともと広島には、お盆の時期にお墓の周りに色鮮やかな灯篭を立てる「盆提灯」と呼ばれる風習があり、灯籠流しはここにも紐づいていると言われています。
長崎県の各地や熊本・佐賀市の一部では「精霊(しょうりょう)流し」を行う地域もあります。
関西圏でも「精霊流し」を行う地域があります。
灯篭流しと異なる点は、お供えものや灯籠を「精霊舟」に乗せて川や海に流すことです。
また海や川に灯籠を流す「海の送り火」と対比して、「山の送り火」として有名なのは、毎年8月16日に京都で開催される「京都の五山送り火」です。
同じ日に京都の嵐山で「嵐山灯篭流し」も開催されます。
そのため、嵐山では灯篭流しと同時に、五山送り火を見ることも可能です。
灯籠流しには、灯篭の灯りで闇を照らすことで、「御先祖様の魂が無事あの世に戻れるように」という願いが込められています。
しかし、厳密には仏教の行事ではなく、行われる日程も地域により様々です。
そして、灯籠流しに使われる灯籠は手作りの場合が多いようです。
近年は環境保全のため、灯篭やお供えものを川や海へ流すこと自体を禁止している地域もあります。
また、灯籠流しを行う地域でも、川の下流で灯篭を回収する取り組みをしている場合が多くなっています。
浄土真宗のお盆期間の過ごし方
お盆のご供養方法やお供えの内容・準備物は宗派や地域により異なる場合がありますが、どの宗派も基本的には「故人様・御先祖様をご自宅にお迎えしご供養する」という根底部分は同じです。
しかし、浄土真宗の場合はお盆の捉え方が少し異なります。
浄土真宗の教えでは、故人様の魂は極楽浄土で生まれ変わり仏になるとされています。
そのため、御先祖様の霊をお迎えするという習慣がなく、迎え火や送り火は行われません。
また、浄土真宗では、故人様の存在に常日頃から感謝し日常的にお墓参りを行います。
お盆の時期にお墓参りをすることが決して特別というわけではないのです。
その代わり、お盆には、阿弥陀如来様に感謝し自宅やお寺で僧侶の説法会に参加する「歓喜会(かんぎえ)」という法要を行うことが多いです。
初盆・お盆と区別があったり、宗派や地域によってお盆の準備や過ごし方に違いがあったり、お盆とは多種多様で奥深い行事だということがわかりました。
『お仏壇の浜屋』がある関西圏でも地域による違いがありますが、各店舗で商品の品揃えなど大きく異なるのでしょうか?
大阪地区・阪神地区・三田地区・東播磨地区等で全く違う風習で祀られます。
地域の浜屋の店舗に飾り方の見本をおいております。
ご確認下さいませ。
お仏壇の浜屋 スタッフ様
既にご紹介しましたが、お盆用飾りのセットなどもあるので、初盆法要の手配や段取りが大変でもすぐに一式揃う点は非常に助かりますね。
『お仏壇の浜屋』では、各地域の特性に合わせた商品を取り揃えておりますので、お気軽におたずねください。
関西最大級の店舗数「お仏壇の浜屋」の『クーポン発行』はこちら
「初盆法要」のマナーや注意点は?
最後に、初盆法要を主催する側・参列する側のマナーについて解説します。
初盆法要のマナーについて、特に服装や香典の額に関するお悩みが多いようですので、解説いただきました。
初盆法要の服装
基本的には、主催者側のご遺族も参列者も喪服や礼服を着用するのがマナーです。
特に主催者側であるご遺族は、参列者よりもラフな服装にならないよう喪服の着用が望ましいです。
主催者側から服装に関して指定があった場合は、それに従うのが良いでしょう。
例えば、平服での指定があった際には、派手な色のものやカジュアルな格好は避けましょう。
男性であれば、ダークスーツに黒のネクタイ・黒の靴下など黒色の柄のないもので統一するのが無難です。
女性の場合は、黒や紺・灰色など暗めの色のワンピースなどが望ましいです。
また、スカートの丈の長さやブラウスの胸元の開き具合にも気を配りましょう。
アクセサリーは、結婚指輪や一連のパールのネックレスであればマナー違反にはなりません。
初盆法要に参列する際のご仏前は?
初盆の香典の金額は、年齢や故人との関係性によって変動します。
目安として下記のようになっています。
しかし、参列者の年齢や故人との関係性によりますので、香典の額でお悩みの場合は一度専門家にご相談されることをおすすめします。
『お仏壇の浜屋』では、このような主催者側・参列者側のお悩みもお伺いします。
お困りの際は店舗スタッフにご相談ください。
関西最大級の店舗数「お仏壇の浜屋」の『クーポン発行』はこちら
初盆のご準備でお悩みなら『お仏壇の浜屋』へご相談ください
今回インタビューに応じていただいた『お仏壇の浜屋』では、初盆・お盆や地域の特性に合わせたお盆の商品をご提案させていただきます。
もちろん、お盆のご相談に限らずお仏壇のこと、お墓のこと、ご供養のことなど、どんなことでもご相談ください。
スタッフ一同、お客様のご来店をお待ちしております。
初盆・お盆の事から商品まで何なりとお申し付けください。
熟練のスタッフがお答え致します。
お仏壇の浜屋 スタッフ様
『お仏壇の浜屋』店舗情報
関西最大級の店舗展開を誇る『お仏壇の浜屋』は、現在、地元兵庫県に22店舗・大阪府に13店舗・奈良県に2店舗の計37店舗を構えております。
また、創業二百十余年の歴史を誇る『お仏壇の浜屋』では、仏壇仏具の販売だけでなく、お墓の建立やリフォーム・法事や法要に関するアドバイスなどにも対応させていただきます。
兵庫県
お仏壇の浜屋/神戸本店
住所 | 〒650-0022 兵庫県 神戸市中央区 元町通4-3-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「花隈」駅より徒歩3分 ・阪神/JR「元町」駅より徒歩6分 |
お仏壇の浜屋/姫路本店
住所 | 〒670-0924 兵庫県 姫路市 紺屋町56 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「姫路」駅徒歩8分 みゆき通り商店街内 |
お仏壇の浜屋/明石店
住所 | 〒651-2134 兵庫県 神戸市西区 曙町27 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・神姫バス「吉田」バス停より徒歩1分 ・第二神明「玉津インター」より南へ約10分、森友交差点角 |
お仏壇の浜屋/新長田店
住所 | 〒653-0037 兵庫県 神戸市長田区 大橋町5-2-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR/市営地下鉄「新長田駅」より南へ徒歩5分 |
お仏壇の浜屋/芦屋店
住所 | 〒659-0094 兵庫県 芦屋市 松ノ内町1-20-113 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「芦屋」駅から徒歩約4分 ・阪急「芦屋川」駅徒歩約10分 |
お仏壇の浜屋/西宮店
住所 | 〒663-8004 兵庫県 西宮市 下大市東町16-32 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「門戸厄神駅」駅より徒歩8分 ・阪急バス「大市」バス停すぐ |
お仏壇の浜屋/西宮駅前店
住所 | 〒663-8004 兵庫県 西宮市 池田町10-22 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「西宮駅」より南へ徒歩5分 |
お仏壇の浜屋/宝塚店
住所 | 〒665-0827 兵庫県 宝塚市 小浜2-3-30 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪神バス「小浜」バス停すぐ 宝塚「小浜」交差点東角 |
お仏壇の浜屋/川西店
住所 | 〒666-0017 兵庫県 川西市 火打2-8-30 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「川西能勢口」駅より徒歩20分 ・阪急バス「勝福寺」バス停前 |
お仏壇の浜屋/三田店
住所 | 〒669-1525 兵庫県 三田市 対中町1472-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・神戸電鉄三田線「横山」駅より徒歩10分 |
お仏壇の浜屋/伊丹店
住所 | 〒664-0858 兵庫県 伊丹市 西台4-1-33 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「伊丹駅」より徒歩3分 |
お仏壇の浜屋/北伊丹店
住所 | 〒664-0831 兵庫県 伊丹市 北伊丹5-96-2 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「北伊丹駅」より徒歩3分 ・中国道「池田IC」より10分 |
お仏壇の浜屋/尼崎店
住所 | 〒660-0862 兵庫県 尼崎市 開明町3-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪神「尼崎」駅より徒歩2分 |
お仏壇の浜屋/尼崎市役所前店
住所 | 〒660-0052 兵庫県 尼崎市 七松町3-22-7 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「立花」駅より徒歩15分 ・橘通り「市役所バス停」前 |
お仏壇の浜屋/東園田店
住所 | 〒661-0953 兵庫県 尼崎市 東園田町2-184 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「園田」駅より徒歩11分 ・阪急バス「利倉西」バス停すぐ |
お仏壇の浜屋/高砂店
住所 | 〒676-0001 兵庫県 高砂市 中島1-2-2 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・国道250号線「明姫幹線」 中島交差点 |
お仏壇の浜屋/加古川店
住所 | 〒675-0039 兵庫県 加古川市 加古川町粟津239-3 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「加古川」駅より徒歩8分 国道2号線東行沿い |
お仏壇の浜屋/網干店
住所 | 〒671-1234 兵庫県 姫路市 網干区新在家字町田2088 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・山陽電鉄「山陽網干駅」より徒歩3分 |
お仏壇の浜屋/山崎店
住所 | 〒671-2573 兵庫県 宍粟市 山崎町今宿121-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・国道29号線沿い「今宿北」交差点 |
お仏壇の浜屋/福崎店
住所 | 〒679-2204 兵庫県 神崎郡福崎町 西田原1399-6 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・播但連絡有料道路「福崎南ランプ」より5分 |
お仏壇の浜屋/龍野店
住所 | 〒679-4167 兵庫県 たつの市 龍野町富永761-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「本竜野」駅より徒歩20分 ・山陽自動車道「龍野」ICより車で5分 |
お仏壇の浜屋/赤穂店
住所 | 〒678-0233 兵庫県 赤穂市 加里屋中州1丁目11-2 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR赤穂線「播州赤穂駅」より徒歩で7~8分 ・ウエスト神姫「赤穂警察前」「イオン赤穂店前」バス停すぐ |
大阪府
お仏壇の浜屋/寝屋川本店
住所 | 〒572-0025 大阪府 寝屋川市 石津元町15-22 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・国道170号線[外環状線]石津元町交差点角 |
お仏壇の浜屋/豊中店
住所 | 〒560-0023 大阪府 豊中市 岡上の町4-1-10 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急宝塚線「豊中」駅より徒歩8分 ・国道176号線沿 豊中郵便局隣 |
お仏壇の浜屋/箕面店
住所 | 〒562-0033 大阪府 箕面市 今宮2-3-9 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急バス「今宮」バス停前 ・国道171号線沿い今宮交差点西100m |
お仏壇の浜屋/高槻店
住所 | 〒569-0804 大阪府 高槻市 紺屋町7-13 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR「高槻駅」より徒歩3分 ・阪急「高槻市駅」より徒歩5分 |
お仏壇の浜屋/茨木店
住所 | 〒567-0883 大阪府 茨木市 大手町10-29 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・阪急「茨木市」駅より徒歩6分 ・JR「茨木」駅より徒歩15分 |
お仏壇の浜屋/枚方家具団地店
住所 | 〒573-0102 大阪府 枚方市 長尾家具町2-4-14 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・国道1号線「家具団地前」交差点から車で約2分 |
お仏壇の浜屋/今宮戎店
住所 | 〒556-0003 大阪府 大阪市浪速区 恵美須西2-14-26 |
電話番号 | 06-6645-8558 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・南海電鉄「今宮戎駅」より徒歩約1分 ・地下鉄御堂筋線「大国町駅」より徒歩約5分 |
お仏壇の浜屋/八尾久宝寺店
住所 | 〒581-0071 大阪府 八尾市 北久宝寺3-1-64 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・近鉄「久宝寺口」駅より徒歩約15分 ・JR「久宝寺」駅より徒歩25分 |
お仏壇の浜屋/東大阪店
住所 | 〒578-0947 大阪府 東大阪市 西岩田4-4-57 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・近畿自動車道、阪神高速東大阪線 |
お仏壇の浜屋/駒川店
住所 | 〒546-0012 大阪府 大阪市東住吉区 中野3-3-2 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・地下鉄谷町線「駒川中野」駅より徒歩7分 |
お仏壇の浜屋/藤井寺店
住所 | 〒583-0027 大阪府 藤井寺市 岡2-13-27 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・近鉄「藤井寺駅」より徒歩10分 |
お仏壇の浜屋/堺鳳店
住所 | 〒593-8326 大阪府 堺市西区 鳳西町3-3-2 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR阪和線「鳳」駅より徒歩7分 |
お仏壇の浜屋/岸和田店
住所 | 〒596-0044 大阪府 岸和田市 西之内町63-15 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR阪和線「下松」駅より徒歩15分 |
奈良県
お仏壇の浜屋/奈良王寺店
住所 | 〒636-0002 奈良県 北葛城郡王寺町 王寺2-8-27 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・JR・近鉄「王寺」駅より徒歩8分 |
お仏壇の浜屋/奈良生駒店
住所 | 〒630-0251 奈良県 生駒市 谷田町1232-1 |
電話番号 | 0120-1616-94 |
営業時間 | 10:00~18:30 |
アクセス | ・近鉄「生駒」駅より徒歩10分 |