お仏壇へのお供え物とは、故人と仏様に対して日々の感謝の気持ちを示すものです。そのため、故人への贈り物であるお供え物には厳密な決まりごとはないとされています。しかし、一般的にはお供え物を贈る際には、いくつか気をつけた方がいいことがあります。そこで今回は、5月におすすめのお供え物とお供え物を贈る際のマナーについて紹介します。
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- 購入する時の注意点とは
- 価格・サイズ・設置例を詳しく
- 我が家にぴったりのお仏壇とは
- お仏具の役割やお飾りの仕方
- ご安置のポイント
- お仏壇Q&A
- お仏壇選びステップガイド
- リビングルームにあうカタログ
仏壇のお供え物にふさわしいもの
仏壇のお供え物の定番といえば、お菓子や果物です。一般的に故人が好きだったものを中心に、季節感のある品物や日持ちするものを選ぶとよいとされています。また、お供え後は「仏様からお下がりをいただく(家族で食べる)」ことから、ご遺族の家族構成に合わせたものを選ぶようにすることも大切です。
例えば、お菓子なら手軽に分けられる個包装のもの、果物なら簡単にカットできるものが適しています。
さらに「お下がりをいただく」ことは、仏様に感謝する意味合いがあるため、残さないように食べきれるものが望ましいとされています。食べきれる量をお供えしましょう。
5月におすすめのお供え物
サクランボ
品種によって違いはありますが、5月~7月頃に旬を迎えるサクランボは、この時期にしか市場に出回らないため季節感があり、簡単に分け合って食べられるのでおすすめです。購入の際は日持ちを考えて熟れていないものを選びましょう。
メロン
高級品であるメロンの旬も5月~7月頃です。お供え物には丸い果物がよいとされています。これは丸いものから「円」が連想され、故人との「縁」に結びつくとされているからです。お供えする際は、カットせずにそのまま仏壇にお供えしましょう。
ゼリー
日持ちするゼリーは、子どもからお年寄りまで食べられるお供え物としておすすめです。前述したサクランボやメロン、夏ミカンなど、旬の果物を使ったゼリーもよいでしょう。仏壇を華やかに飾るという意味でもカラフルなゼリーはお供え物にぴったりといえます。
かしわ餅・ちまき
5月といえば端午の節句です。お供え物に端午の節句の定番菓子、かしわ餅・ちまきを選ぶのもいいでしょう。最近では節句にちなんで、兜や鯉のぼりをかたどったお菓子やスイーツもあるので、そういったものをお供えするのもおすすめです。ただし、端午の節句はお祝い事でもあるので、喪中が明けるまで、避けた方が無難です。
抹茶菓子
5月は新茶の季節です。百貨店やデパートなどでは抹茶を使った和菓子や洋菓子などのスイーツが期間限定で販売されます。これらをお供え物にしてみてはいかがでしょうか。また近年、お供え物として人気のカステラやクッキー、プリンなどもこの時期だけは、新緑を感じる抹茶味を選ぶと喜ばれるでしょう。
お供え物を贈る際のマナー
自宅の仏壇のお供え物とは違い、知人やお世話になった方などへお供え物を贈る際は、知っておくべきマナーがいくつかあります。ここからはお供え物を贈る際のマナーを紹介していきます。
お供え物に適さないもの
お供え物には厳密な決まりごとはありませんが、避けた方がよいとされるものがあります。お菓子であれば室内の気温によって溶けてしまう飴や極端に賞味期限が短いもの、果物なら傷みやすいものや熟れ過ぎてしまったものです。また、仏教では「殺生」をイメージさせる肉や魚、香りや辛みが強いもの(ニラ、にんにく、ねぎ、らっきょうなど)は、お供え物として避けるべきとされています。
お供え物の相場
お供え物の相場は3,000円~5,000円程度といわれています。故人やご遺族との関係によって変わりますが、あまりにも高額なお供え物はかえって失礼にあたりますので気をつけましょう。また、お金をお供えするケースもありますが、その場合も金額は先方が負担にならないよう、3,000円~5,000円程度に抑えるようにしましょう。
のし(熨斗)について
お供え物を贈る際は、のし紙をかけるのが通例です。まず、黒白あるいは黄白、白グレーの結びきりの水引が印刷されたのし紙を選びましょう。表書きは「御供」あるいは「御供物」と書き、下には贈った人の名前を入れるのが一般的です。ただし、宗教や地域によって水引の色や表書きの書き方が違うので、事前に確認しておくとよいでしょう。
お供え物の渡し方
突然の訪問は大変失礼にあたりますので、まずはご遺族に連絡を取り、伺う日にちを決めましょう。そして賞味期限が短い生菓子や果物をお供え物として選んだ場合は、「早めにお召し上がりください」などの一言を添えて渡します。また、宅配便などでお供え物をお贈りする際は、必ずお手紙を添えて贈りましょう。
まとめ
お供え物で大切なのは故人やご遺族のことを思って選ぶことです。さらに、故人が生前好きだったものや季節の旬のものをお供え物にすることで、故人を偲び、ご遺族との会話のきっかけにもなるでしょう。しかし、お供え物は宗教や地域によって違いがあります。お供え物のご相談や各種法要に関することでお困りの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。
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