仏壇のサイズ

仏壇のサイズは、仏壇を購入するときに必ず確認しておかなければなりません。
ただ、サイズの表記の仕方についてよく理解していないと、確認したはずでも設置予定の場所に収まらないことがあります。
いざとなって慌てないために、仏壇のサイズ表記について見ていきましょう。

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仏壇のサイズに関して

仏壇の広告にはサイズが記載されていますが、センチメートルでの記載のほかに「尺」や「代」「号」などの表記を用いていることが多いです。
仏壇のサイズ表記の方法は特に統一された基準はありません。
ただし全体的な傾向としては、金仏壇の場合には「代」を用いたサイズ表記をすることが多く、唐木仏壇の場合には「尺」や「号」を用いることが多いです。

仏壇のサイズ表記の仕方 「代」

「代」は掛け軸を3枚掛けることを想定したサイズの表記方法です。
50代のサイズの仏壇であれば、50代の掛け軸を3枚掛けられます。
浄土真宗の家で金仏壇を使っていることが多く、浄土真宗では仏壇に掛け軸を掛けるため、「代」を用いたサイズ表示をすることが多いというわけです。
30代なら高さが約131センチ、横幅が約66センチ、奥行きが約50センチです。
50代なら高さが約151センチ、70代なら約166センチ、100代で約173センチといった具合
で単純に比例するものではありません。

仏壇のサイズ表記の仕方 「号」

号で表記されている場合には1号が1寸の長さです。
1寸は約3センチであるため、20号なら約60センチということになります。
1尺は1寸の10倍で、約30センチです。

上置きタイプの仏壇

上置きタイプの仏壇というのは、棚やタンスなどの上に設置することを想定して作られている仏壇です。
比較的小ぶりなものが多く、マンションなどあまり広くない住宅で使われている仏壇のほとんどが該当します。
洋室に合うデザインのものも多く、最近増えているタイプの仏壇です。
上置きタイプの仏壇は、床や畳の上に直接置くと低くなりすぎて、仏壇の前に座ったときに本尊よりも目線が上になってしまいます。
この場合、本尊を見下ろす形になってしまうため、あまり良くありません。
必ず棚やタンスの上に置き、本尊が目の高さよりも上に来るようにしましょう。

壁に掛けるタイプの場合にも、ある程度高い位置に掛けます。

上置き仏壇の表記

上置きタイプの場合には、「16号」や「20号」のように号でサイズを表記していることが多いです。
仏壇の大きさを知るには、高さと横幅と奥行きを把握する必要がありますが、表記してあるサイズは高さを表します。
16号であれば約48センチ、20号であれば約66センチです。
横幅と奥行きはものによって異なりますが、横幅は概ね高さの7割から8割程度、奥行きは
高さの5割から6割程度のものが多いです。

台付タイプの仏壇

台付きタイプというのは床や畳に直接置くことを想定して作られている仏壇です。
下の台の部分には仏具などを収納する引き出しが付いていて、床置きタイプと呼ばれることもあります。
上置きタイプの仏壇と比べると大型で、古くからある仏壇の多くは台付きタイプです。

台付仏壇の表記

台付きタイプの場合にもサイズを号で表記することが多いですが、「47-16号」や「53-18号」のような具合で表記することがよくあります。
この表記は高さと横幅を表すものです。
ハイフンの前の数字が高さを表し、ハイフンの後の数字が横幅を表しています。
「47-16号」であれば、高さが約136センチで横幅が約48センチ、「53-18号」なら高さが
約160センチで横幅が約54センチです。
1号(1寸)は3センチよりも僅かに大きいため、大きな台付き仏壇の高さを見る場合には、号数に3をかけて計算した数字よりもややずれが生じます。
号数に3をかけた大きさよりも1、2センチ程度大きいものと考えておくといいでしょう。
また、台付き仏壇の大きさを表記する場合には、号ではなく尺を用いることもあります。
1尺は1号の10倍で約30センチです。
3尺であれば横幅が約90センチで、4尺なら約120センチということになります。
仏間の幅を尺で表し、その仏間に合うサイズという意味で3尺仏間用や4尺仏間用と表記し
ている場合もあります。
3尺仏間用の仏壇なら高さが155から170センチくらいのものが多く、5尺仏間用だと175セ
ンチから190センチくらいです。
ただ、最近では仏間のある家は少ないため、仏間の幅を基準とした表記はあまり見られません。

仏壇のサイズを考えるときは扉の大きさも考慮して

仏壇には扉が付いていますが、横幅に関しては基本的に扉を閉じた状態のサイズを表記しています。

横幅がぎりぎり収まるくらいの場所に設置しようとすると、扉を開けられなくなってしまう場合があるため注意しましょう。
仏壇の扉は2枚あり、左右に開く形になっているものが多いです。
さらに2枚の扉は2つに折り曲げた状態で開きます。
そのため、扉を開けたときの幅は左右に4分の1ずつ広がり、設置場所のスペースは仏壇の幅の1.5倍必要です。
幅が60センチの仏壇であれば90センチ以上のスペースがあれば設置できます。
ただし、最近では開いた扉を内側に収納できる仏壇など、さまざまなタイプの仏壇が販売されています。実際に仏壇仏具店に足を運んで実物を見てみると、部屋にあった新しい仏壇に出会えるかもしれません。

扉を含めた仏壇のサイズ計算方法

まとめ

仏壇購入の際には、設置場所の広さを測り、ある程度スペースに余裕を持って設置できるものを選びましょう。
ぎりぎりのサイズを選ぶと上手く設置できないこともあります。
また最近では、センチメートルで高さを幅と奥行きを表記している仏壇仏具店も多いです。

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