仏壇の木材について

仏壇に使われる木材は、建築などに使われるものとは異なり「銘木」と呼ばれ、木目や色が美しい高級な木が使われています。銘木は美しいだけでなく、強度や耐久性、乾燥性に優れているなどの特徴があります。

仏壇は何代にもわたって使うことを前提としているので、それに適した銘木が使われるようになりました。しかし、近年では銘木だけでなくさまざまな木材を使用して仏壇が作られるようになりました。

後悔しないお仏壇選びのための総合カタログをプレゼント!後悔しないお仏壇選びのための総合カタログプレゼント!

  • 購入する時の注意点とは
  • 価格・サイズ・設置例を詳しく
  • 我が家にぴったりのお仏壇とは
  • お仏具の役割やお飾りの仕方
  • ご安置のポイント
  • お仏壇Q&A
  • お仏壇選びステップガイド
  • リビングルームにあうカタログ
上記の資料請求(無料)はこちら

都道府県一覧から仏壇店を探す

いい仏壇では、ご希望のエリア、仏壇・仏具の種類や特色、宗旨・宗派などの検索条件で全国の仏壇店を探すことができます。

現在地から仏壇店を探す

仏壇に使用される木材

仏壇は大きく分けて、唐木仏壇金仏壇、モダン仏壇などがあります。唐木仏壇は、木目の美しさを生かしたシンプルな印象の仏壇です。主に唐木や銘木といった上質な木材を使いますが、とても高価なので、見える部分のみに使用することがほとんどです。表からは見えない仏壇の本体や芯材と呼ばれる部分には、そのほかの天然木材や天然合板、木質繊維板のMDFなどを使用します。

金仏壇は、表面に漆が塗られ金粉や金箔、蒔絵などで彩られた豪華な印象の仏壇です。表からは材質がわかりませんが、檜や、杉などの針葉樹のほか、MDFなどで作られています。

モダン仏壇は、洋風なデザインの仏壇のことで、デザインに合わせさまざまな木材を使います。昔から使われている木材のほか、家具などによく使われるクルミ、ホワイトオーク、ウォールナットなどもよく用いられます。

仏壇に使われる銘木

唐木

主に熱帯地方に育つ広葉樹です。日本へは唐(今の中国)から入ったので「唐木」と呼ばれるようになりました。

三大唐木の一つである黒檀はインド南部、インドネシア、スリランカなどが原産で、黒地に木目が美しく浮き出ていて、「木のダイヤモンド」と称される最高級品です。極めて固く、耐久性に優れ、乾燥性がよく虫や菌に侵されにくいのが特徴です。

黒檀と並び高級品である紫檀は、タイ、ベトナム、ラオスなどが原産地です。赤褐色~黒色で縞模様があります。硬質かつ緻密で、腐りにくく耐久性が極めて高いのが特徴です。本紫檀、手違紫檀のほか、ローズウッド、パーロッサなどが紫檀とされています。

近年はあまり見かけなくなりましたが、鉄刀木も三大唐木の一つで、タイ、インド、ミャンマー、インドネシア、アフリカ、中米などの地域が原産地です。濃褐色で独特な美しい柾目の模様が特徴的で、装飾的価値が高い木材です。

そのほかの海外産の銘木

アメリカ、カナダなどの北米が主な原産地であるウォールナットやハードメープル、インド、ベトナムなどが原産のチーク、メキシコ原産のシャム柿も仏壇に使用されます。木目が美しく、固い材質なので世界中で家具、建築材、楽器などを作るのに昔から使われてきました。

外国産だけでない、仏壇に使われる日本の銘木

欅、檜、桑、杉などは、人々に古くから愛されてきた日本原産の銘木です。神社仏閣の建築材に留まらず、箪笥やお椀などの生活用品や工芸品にも幅広く愛用されてきました。桑や欅は木目の出るところ、杉や檜は仏壇本体などに使われています。国内の最高級木材で作った仏壇を「銘木仏壇」と呼んで区別する場合もあります。

芯材として使われる木材

芯材としては、朴、セピター、ジョンコンなどの天然木材のほか、天然合板、MDFなどの人工的な木材も用いられます。

天然合板とは、木材を薄く削った板を木目が交差するように奇数枚接着剤で貼り合わせた板のことです。檜や欅などさまざまな木材を組み合わせています。天然木と比べると色艶に深みがありませんが、比較的安価で、加工しやすく割れや反りに強いので、現在ではほとんどの仏壇で用いられています。

MDFというのは木質繊維板といって、木を繊維状に細かくして熱圧で成型加工したものです。木目がないので、表面に木目をプリントした塩ビシートなどを貼って木目を付けることもあります。構造が均一なので反りに強く加工しやすいので、曲面や彫刻を施すのに向いています。

また、安価なのもメリットの一つです。反面、湿気や衝撃に弱く、耐久性が低いというデメリットもあります。

実は少ない総無垢の仏壇

現在では、唐木や銘木の無垢材のみで作られた仏壇はほとんどありません。無垢材とは丸太から製材して切り出された木材のことです。

無垢材は、その木独特の色艶や匂いがよく出るので魅力あふれる素材です。しかし、唐木やの銘木は、近年極めて高価で貴重なものとなっているため、総無垢で作るととても高額になってしまいます。加えて、無垢の木材を加工するには職人の高度な技術が必要とされるので作れる数も限られてしまうのです。

そのため、市場に出ている大半の仏壇は、芯となる木材部分が別の銘木と貼り合わせて作られたものです。

銘木を使う割合が仏壇の価格にも大きく影響します。組み合わせることで価格を抑えた仏壇を作れるようになりました。また、木材の割れや狂いを防ぐといった面からも、芯材に銘木を貼り合わせる作り方は有効です。

まとめ

仏壇では、天然木材に人気が集まる傾向にありますが、合板などの素材にも長所があります。仏壇を選ぶときは、それぞれのメリット、デメリットをよく理解して選ぶことをおすすめします。

仏壇の購入・買い替えを考えている方はいい仏壇へご連絡ください。年中無休・通話料無料でご相談を受け付けています。全国の仏壇仏具店の紹介も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

後悔しないお仏壇選びのための総合カタログをプレゼント!後悔しないお仏壇選びのための総合カタログプレゼント!

  • 購入する時の注意点とは
  • 価格・サイズ・設置例を詳しく
  • 我が家にぴったりのお仏壇とは
  • お仏具の役割やお飾りの仕方
  • ご安置のポイント
  • お仏壇Q&A
  • お仏壇選びステップガイド
  • リビングルームにあうカタログ
上記の資料請求(無料)はこちら