仏飯器とは

仏飯器の役割
仏飯器をはじめ、お茶や水を入れる茶湯器、お菓子や果物を盛る高月、仏飯器と茶湯器を乗せる仏器膳をまとめて飲食供養具とも呼びます。
仏飯器の種類
仏壇自体もライフスタイルの変化に合わせてリビングに置ける小型の仏壇や、デザインがモダンなものなど多様化してきています。それに合わせて仏飯器もさまざまなデザインのものが販売されるようになりました。
高い足が付いているのが伝統的な仏飯器ですが、足が短いものや、足がないものなどもあります。サイズも3㎝程度から8㎝程度までさまざまありますので、仏壇のサイズに合わせて選びましょう。
仏飯器と宗紋
それを見れば、自分の家の宗派が分かります。新しく仏具を購入するときは確認しておくとよいでしょう。また、仏飯は宗派によって盛り方が異なることもありますので、お供えする前に宗派を確認しておきましょう。
浄土真宗・本願寺派(お西)
真宗・大谷派(お東)
日蓮宗
仏飯の供え方
仏飯を供えるタイミング
仏飯器を飾る位置
仏飯の盛り方
大谷派は、蓮の実をイメージした円筒形になるように盛り付けます。盛糟という道具を使い仏飯器に盛り付けます。盛糟は仏飯器の大きさに合うものを使いましょう。
このとき、しゃもじや盛糟を軽く水で濡らしてから行うと、ご飯が付きにくくきれいに仕上がります。
仏飯などの飲食をお供えする意味
仕事などで午前中に下げられないときは、朝のお参りが済んだらすぐに下げて食べてもかまいません。特に夏などは衛生面に気を付けて、大切にいただきましょう。
そもそも、仏飯を午前中にお供えすることは、お釈迦さまが毎日午前中に一食だけ食事をしたことに由来しているといわれています。また、仏飯は午後には下げますが、これは戒律生活の僧侶である「比丘」の食生活にならったものです。比丘の食事は朝・昼の2回のみで、午後は食事をしないためです。
まとめ
仏壇や仏壇探しで分からないことがあれば、いい仏壇のフリーダイヤルへお気軽にご相談ください。仏壇・仏具・供養に関する知識や全国の仏壇仏具店の情報を紹介しています。お客様センターでは年中無休で無料相談を受け付けていますので気になることあればぜひご利用ください。

