仏具の買い替えについて

仏具の買い替え
おりんや香炉など、真鍮製や金メッキで覆われた仏具は、長く使うことで輝きが失われてしまいます。また、ご飯を盛る仏飯器(ぶっぱんき)やお供え物のお菓子をのせる高坏(たかつき)などは、漆が塗ってある仏具です。こびりついたご飯やお菓子を取り除こうとして強くこすってしまうと傷がつき、漆がはがれてしまいます。
このように、ご本尊やご先祖様をお祀りし続けるためには、仏具の買い替えが必要と言えます。
仏具を買い替える時期
法要や命日、お盆に合わせる
引っ越しによる仏壇の買い替えに合わせる
引っ越し先に合わせて、新しい仏壇を検討しているのであれば、新調する仏壇に合わせて買い替える必要があります。そのため、引っ越しによる仏壇の買い替えに合わせて、仏具も買い替えられることが多いのです。
仏具の経年劣化に合わせる
また、金メッキの仏具は磨きすぎてしまうと表面のメッキがはがれしまうため、家庭での手入れで元の輝きを取り戻すことは難しくなっていきます。
花立や香炉は、割れやすい陶器です。落としてしまったり、倒してしまったりして壊してしまうことがあります。そのため、手入れをしても色や輝きが元に戻らない場合や仏具を壊してしまい機能が失われた場合に、買い替えられます。
仏具を買い替えるときのポイント
1つめのポイントは、仏具のサイズです。新しい仏壇に合わせて仏具を買い替えるときは、まず仏壇を決めて、そのあとに仏具を購入しましょう。先に仏具を購入してしまうと、仏壇のサイズによっては置けない可能性があります。
仏具を処分する方法
まず、仏具は通常の不要になったものと同じように処分することができます。大きさや、金属など素材を考慮しながら、それぞれの地域のルールに従って処分できます。
しかし、多くの方が先祖から受け継いできた仏具をごみとして処分することに抵抗を感じると思います。そのような方には、整理を専門としている業者に依頼する方法もあります。中にはお焚き上げなどのサービスを行っているところもありますので相談してみましょう。
また新たに仏壇を購入するような場合には、仏壇仏具店に仏具の引き取りについても相談してみましょう。購入に合わせて古い仏具を引き取ってもらえるかもしれませんし、また的確なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ
長年使っていた仏具をごみとして捨てたくない方や、仏具の買い替えについてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。


