仏壇の展示会について

仏壇とは
仏壇に先祖の位牌などを置く日本の風習は、仏教への信仰がないと批判されることもありますが、ご先祖様を敬い、故人の冥福を祈る行為というのはとても尊いことではないでしょうか。

仏壇の役割とは?
今の家庭では、家族全員が揃うことがなかなか難しくなってきています。核家族化も進み、家族・親族が一斉に集まることも少なくなりました。それが仏壇があることによって、定期的に家族が集まる理由となり、結果的に家族の絆を再確認できるツールとなりえるということなのです。
近年は、高齢化が進んでおり、子どもが独立した後に高齢の夫婦二人だけで暮らすご家庭も多いことでしょう。最愛の伴侶を亡くし、一人残されたときに初めて仏壇の必要性を感じる人が多いと言います。核家族化、高齢化が進んだ現在こそ、家族の絆を確認するためにも、家庭に仏壇が本当に必要なのかもしれません。
仏壇を買うには

仏壇展示会に行くときの注意点
ただし、これらの展示会は仏壇業界関係者のための展示会という位置づけとなっているため、一般来場者の入場はできません。ホームページなどに記事が載っていたからといって安易に出かけると入場できない可能性が高いので、注意が必要です。
一方で、大型の仏壇仏具店や、地域の終活関連業者などが共同で開催するような仏壇の展示会もあります。これらの場合、一般来場者の入場が可能なものもあります。
また、毎年夏に東京ビッグサイトで開催されるエンディング産業展(秋は大阪で開催)は、仏壇だけでなくライフエンディングに関係するさまざまな企業が集う総合展示会です。これは一般来場者も入場できます。
展示会へ行くメリットとは
まずは、1ヵ所でたくさんの仏壇を見られる点です。仏壇は決して安い買い物ではありません。だからこそ、多くの仏壇を見比べ、じっくり探したいものではないでしょうか。しかし、何店舗も渡り歩くのは、時間も労力もかかり、特に高齢の方には重労働になりかねません。そこで、1ヵ所でいろいろな仏壇が見られることは、メリットのひとつと言えます。
また、たくさんの話を聞くことができることもメリットのひとつです。展示会では、多くの店舗が出展していることが多いので、複数の店員からさまざまな疑問を聞くことができます。わからないことはどんどん質問し、自分の想いに沿って応対してくれる店員さんを探すことができます。
わからないことはどんどん相談を
仏壇のタイプだけでも、唐木仏壇、金仏壇、家具調仏壇、上置き、台付などたくさんのタイプがあります。デザインだけでなく、宗派や装飾などで値段や大きさもさまざまです。

