日々のお参りはしているけれどお仏壇の掃除まではしていない、という人も多いと思います。
お仏壇って自分で勝手に掃除をしていいの?専門業者に頼むべき?
綺麗にしたいけど、壊してしまいそうでずっとできていない・・・
そんなお悩みをお抱えの方もいらっしゃるでしょう。
難しそうなお仏壇の掃除ですが、「掃除のポイント」をおさえておけば、誰にでも掃除が可能です!
また、毎日のお参りの後に軽く毛バタキでホコリを払うなど、簡単にできる掃除もあります。
日々の簡単なお手入れは、お仏壇を長く良い状態で保つためにも大切です。
本記事では、年末大掃除に向けて「自分でできるお仏壇の掃除の仕方」と「お仏壇の買替えのタイミングや処分方法」について解説したいと思います。
お仏壇の掃除 ~掃除前にやるべき3つのこと~
掃除を始める前に、注意点や確認すべきポイントを3点ご紹介します。
1. お仏壇の種類を確認する
お仏壇は、大きく分けて唐木製の「唐木仏壇」と金箔が塗られた「金仏壇」の2種類に分けられます。材質により掃除の方法が異なりますので、まず始めにチェックするポイントです。
特に「金仏壇」は「唐木仏壇」よりも触ってはいけない箇所が多いため、なかなかお手入れが難しく、ホコリがたまりやすくなります。さらに、金箔や漆などの特徴により、掃除の仕方にも注意が必要です。
2. 天気の良い日を選ぶ
お仏壇は湿気に弱いです。雨の日の掃除はなるべく避け、天気が良く湿度の低い日に行うようにしましょう。
3. 仏壇・仏具の配置を写真に撮る
掃除の際に、ご本尊や位牌などの仏具を仏壇の外に出さなくてはなりません。掃除が終わった後に戻す場所がわからない、という方も多くいらっしゃいますので、掃除の前には現状の配置が後で確認できるように撮影をしておくことをおすすめします。
お仏壇の掃除 ~手順の解説~
掃除前の確認が済んだら、実際に掃除を始めます。ここでは、順を追ってお手入れの流れをご紹介します。
手順1 合掌礼拝
最初にご本尊とご先祖様に対してお祈りをします。黙って掃除を始めることは、ご本尊とご先祖様に対して失礼な行為だとされているため、普段のお参りと同じようにお線香を立てて、おりんを叩き、お仏壇の掃除をするということをお伝えしましょう。
手順2 窓を開ける
掃除の際には、部屋の中をホコリが舞うので、窓を開けておくようにしましょう。
手順3 お仏壇の中の仏具を全て取り出す
仏具を取り出す前に、後で元に戻せるように写真を撮ってから、お仏壇の中の仏具を取り出すと良いでしょう。
手順4 毛バタキでホコリを払う
金仏壇と唐木仏壇共に、毛バタキでホコリを払います。掃除は上から下に向けて行い、ホコリを落としていくと良いでしょう。細かな隙間にたまっているホコリは、仏壇店で購入できる仏壇掃除用の筆で優しく撫でるようにして落とします。それでも汚れが取れない場合には、綿棒を使用してみましょう。こちらもあまり力を入れすぎないよう優しく掃除をすることがポイントです。
金仏壇は、特に注意が必要です。金箔や金具の部分は、毛バタキでホコリを払うだけにします。
手順5 お仏壇の中の拭き掃除をする
金仏壇と唐木仏壇に共通する注意点は、濡れた雑巾では拭かないことです。
お仏壇は非常に湿気に弱いです。また、金仏壇は、拭き掃除をすることで金箔が剥げてしまい、修理が必要になる場合もありますので、毛バタキで払うのみにするのが良いでしょう。
唐木仏壇は、水拭きをすると、木材に水が染みこんでしまいカビが発生する原因にも繋がります。掃除の最中についてしまった皮脂汚れやどうしても取れない汚れがある場合は、固く絞った柔らかい布でそっと拭き取り、すぐに柔らかい布で乾拭きをするようにしましょう。
また、可能であれば年に1度は仏壇用のつや出しクリームや真鍮磨き用クリームを塗って乾拭きをすると良いでしょう。光沢や輝きが出るだけでなく、汚れが付着しにくくなる効果もあります。
拭き掃除には、仏壇店で販売している数百円程の仏壇用の布や、ご自宅にあるガーゼなどの柔らかい布がおすすめです。
唐木仏壇と金仏壇の掃除方法については、こちらの記事で詳しく解説しております。
手順6 仏壇の外側を掃除する
お仏壇内部の掃除が終わったら、次は外側を掃除しましょう。一旦障子と扉を閉じた後に、上からホコリを払い落とし、仕上げの拭き掃除をしましょう。手が届かない範囲は無理なく掃除をするようにしましょう。
手順7 仏具を掃除する
最後に仏具の掃除をしましょう。漆やプラスチック製品で塗装したものなど、金属製でないものは、乾拭きや仏壇用の筆で優しく拭き取りましょう。真鍮製である金属製の仏具は、磨いて良いものと磨いてはいけないものがあります。メッキ塗装などが施されていないものに関しては、真鍮磨き用クリームなどで優しく磨き、乾拭きをしましょう。
ただし、仏具の塗装を見極めるのは困難だと思いますので、仏具の掃除の際はお仏壇を購入された店舗などにお問い合わせをすると良いでしょう。
掃除を終えたら、仏具を元に戻しましょう。掃除を始める前と同様に、お線香を立てて、ご本尊とご先祖様にお仏壇の掃除が終わりました、とお伝えしましょう。
以上、お仏壇の掃除手順を解説させていただきました。
毎年続けられる自信がない・・・
自分でできそうだけど、やっぱり不安・・・
そんな不安をお持ちの方は、次章で紹介するコンパクトサイズの「ミニ仏壇」への買替えを検討されてみてはいかがでしょうか?
年末年始は、掃除のしやすい「ミニ仏壇」への買替えもおすすめ
毎日手を合わせるお仏壇なので、長く良い状態で保っていたいものです。掃除やお仏壇の状態に対してのお悩みが出てき始めたら、修理や買替えを検討するタイミングでしょう。
専門業者への修理や定期的な清掃を依頼しても良いのですが、お仏壇の種類によっては完全修復が難しいものもあり、何より費用や期間もかかってしまいます。
近年トレンドとなっており、おしゃれかつ掃除やお手入れがしやすいコンパクトサイズの「ミニ仏壇」なら、普段からこまめにホコリを払うだけで、何度も本格的なお掃除をする必要がありません。
「ミニ仏壇」とは?
通常の仏壇よりもコンパクトなサイズで、インテリアの一部として家具やダッシュボードの上にも置けるお仏壇のことです。サイズが小さいお仏壇の中にもいくつかのタイプがありますが、その中でもより小さなタイプのお仏壇です。
また、デザインが豊富で、従来のお仏壇のような装飾が施されたものから、一見お仏壇とはわからないようなモダン調のものまで様々な種類がございます。
今すぐ「ミニ仏壇」を探すミニ仏壇一覧を見る
おしゃれな「ミニ仏壇」
現在では、住宅事情の変化に伴い、お仏壇も生活空間と調和の取れた「コンパクトでインテリアにマッチするデザイン」が好まれる傾向にあります。そこで、「いい仏壇」が選ぶおしゃれな「ミニ仏壇」を紹介させていただきます。
なぜ年末年始の買替えがおすすめなの?
仏壇仏具を購入する時期に決まりや御法度はありません。しかし、年末年始は購入・買替えにとてもおすすめの時期といえます。
なぜなら、年末年始は、仏壇仏具店のセール時期となっているからです。さらに、多くの仏壇仏具メーカーは12月が決算月のため、セール時期と決算月が重なります。
そのため、イベントや大規模な歳末セールなどが開催されている店舗が多く、新しいお仏壇への買替えには非常に適したタイミングと言えるでしょう。
また、日本人の考えとして、新しい年に向けてお仏壇を新しいものに変えたい、お仏壇に限らずとも身の回りのものを整理して綺麗にしたい、という思考面での理由もあります。
今のお仏壇に対してお悩みがある方・新しいお仏壇への買替えを検討されている方は、お得に購入ができる年末年始に、掃除やお手入れのしやすい「ミニ仏壇」へ買替えてみてはいかがですか?
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買替え後のお仏壇の処分方法
お仏壇の買替えに伴い、古いお仏壇の処分はどうしたら良いのかというお悩みがでてくると思います。
結論からお伝えすると、仏壇店では買替え時に古いお仏壇の無料引き取りサービスを行っているところがあります。
そのため、処分方法を考える前に、新しく購入するお仏壇と買替え先の店舗を決め、無料引き取りサービスがあるかどうか確認することをおすすめします。
仏壇店・お仏壇を探すお近くの仏壇店から探す
また、「いい仏壇」でも、お仏壇の処分サービスを行っております。買替え予定の仏壇店に引き取りサービスがないといった場合など、是非一度ご相談ください。
お仏壇の買替え~処分までの流れ
新しいお仏壇へ買替えをする際のおおまかな流れは、下記の3ステップとなります。
- 新しいお仏壇の決定・購入
- 古いお仏壇の引き取り
- 新しいお仏壇の納品
買替え時の詳細は、こちらの記事で詳しく解説しております。
また、お仏壇の処分方法や仏壇供養については、こちらの記事で詳しく解説しております。
今回は、「お仏壇の掃除方法」「新しいお仏壇への買替え」「お仏壇の処分方法」の3点について紹介させていただきました。
新年を迎える前に、日頃からこまめにお手入れをされている方もそうでない方も、一度ご自宅のお仏壇を見直してみてはいかがでしょうか。