曹洞宗の仏具について

曹洞宗の仏壇
しかし、一言で仏壇といってもすべてが同じではなく、その宗派によって特徴が異なります。
曹洞宗の仏壇については、サイズやデザインについて明確な決まりはありませんが、金仏壇が使用されることはあまりありません。どちらかというと、唐木仏壇のようにシンプルなデザインのものが選ばれる傾向があるようです。部屋の大きさや雰囲気に合わせて仏壇を選ぶことができます。
曹洞宗の仏具
本尊と脇侍
本尊と脇侍は仏像や掛け軸などがあります。明確な決まりはありませんが、本尊が仏像で脇侍が掛け軸という組み合わせが多いようです。仏事に関わることについては、地域やお寺によって考え方が異なる場合もあります。どれを選べばいいか分からない場合など菩提寺や仏壇仏具店に相談してみましょう。
そのほかの仏具
曹洞宗の仏具の並べ方
まず、本尊を一番上の段の真ん中に安置します。そして右側に道元禅師、左側に瑩山禅師を配置します。脇侍の掛け軸が本尊である仏像より高くなってしまわないように、本尊よりも少し低めに配置するようにしましょう。
曹洞宗の位牌
曹洞宗では、位牌についても明確な決まりがないためどれを選んでも問題はありません。すでにご先祖様の位牌がある場合は、デザインを合わせてもよいでしょう。ご先祖様に対して失礼のないように大きさは同じか少し小さめの位牌を選びます。
位牌は、四十九日法要までに用意する必要があります。戒名の文字入れをしてもらうのに2週間ほどかかる場合があるため、日にちに余裕をもって用意するように心がけましょう。
曹洞宗のお仏壇
形式も大切ですが、それ以上に故人を偲ぶ心が重要です。形式だけ立派でも、日々のお勤めがおろそかになっては本末転倒です。仏様やご先祖様へ祈りを捧げ、毎日を無事に過ごせていることに対する感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
まとめ
曹洞宗の方が選ばれる仏壇を使用したいという方や、仏壇は欲しいがどれを選んでいいか分からないという方は、お気軽にご相談ください。

