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仏壇店に行くと仏具コーナーなどで見かける念珠は、葬儀や法事で使われる身近な仏具の1つです。
数珠(じゅず)は、「珠数」「寿珠」と書くこともあります。
また、本来、念仏を唱える際にその回数を数えるために使われることから、念珠(ねんじゅ)とも呼ばれます。
など、念珠の選び方やマナーに不安がある方もいらっしゃるでしょう。
今回は、江戸時代に創業後160年以上もの間、念珠の製造販売に携わる京都の念珠専門店『北川与三兵衛商店』様に密着!
念珠へのこだわりやマナーについても伺いました。
『北川与三兵衛商店』は京都・下珠数屋町通の念珠専門店
『北川与三兵衛商店』は、東本願寺・阿弥陀堂門前にある“下珠数屋町通”に店をかまえています。
東本願寺の門前として栄える下珠数屋町通
“下珠数屋町通”やその北側に位置する“上珠数屋町通”などの東西に走る通り付近は“東本願寺の門前町”として栄えています。
北の“上珠数屋町通”・南の“下珠数屋町通”の間には、東本願寺・飛地境内地の庭園である“渉成園(しょうせいえん)”もあります。
以前から、念珠や仏具を扱うお店が多かったことから、町名や通り名として「珠数(じゅず)」という名が今も残っているそう。
ちなみに、町名・通り名では「珠数(じゅず)」と“珠”を先に書くのが正解だそう。
念珠専門店としての厚い信頼
『北川与三兵衛商店』は、安政5年(1858年)の創業当時から念珠の製造販売に携わっています。
販売する念珠は、どれも自ら材料を選別し、熟練した職人によって作られているとのこと。
そして、創業から160年以上経った現代でも、そのスタイルを受け継いでいるというから驚きです!
基本的にすべて手作りなのですか?
基本的に手作りしています。
珠、紐、房などを仕入れ、珠の組み合わせや紐・房の色合わせなどを考えながら仕立てています。
念珠の珠と紐・房の組み合わせは無限大です。
店頭に並ぶ念珠は、お仕立て道具の変更、紐や房の色はご希望に応じて変更させていただきます。
北川与三兵衛商店 5代目 北川裕一様
念珠を購入されるお客様にはどういった方が多いのですか?
弊店のお客様は東本願寺の門前ですから圧倒的に寺院様が多いです。
次いで御門徒様。
本山の団体参拝・納骨または観光で地方からお越しの御門徒様は、自身の子供や孫へ本山参拝の記念や京都のお土産として購入される方が多く、「自身の葬儀や法事の際にこのお念珠でお参りしてもらいたい」とおっしゃる方も多いです。
また、「祖父母に購入してもらいました」と使い込んだ御念珠の修理をお持ちになられる方も多く、今度はご自分の子供や孫に購入されます。
子孫にお念珠を贈るというこの連鎖は信仰心と共にご先祖さまから引き継がれているのだと感じます。
更には国内外の観光客など様々なお客様にもご来店いただき、ご購入いただいております。
最近はホームページやインスタグラムをご覧になり、ご来店くださるお客様が増えました。
購入のタイミングとしては、葬儀、法事、納骨の際や、結婚を控えていらっしゃる御身内への御祝、成人式もしくは就職の御祝に選ばれることも多いです。
北川与三兵衛商店 5代目 北川裕一様
さらに、県外のお客様もお気軽にお買い求めいただけるよう、ECサイトも開設しているそうです!
京都伝統の手作り念珠をどこからでも購入できるのは嬉しいですね!
インスタグラムのおかげでお土産を探す観光客のお客様が増加!
観光客や外国人のお客様も多い『北川与三兵衛商店』は、アクセスも良好。
最寄駅である「JR京都駅」から徒歩約7分という好立地に店舗があります。
土地柄の影響も有り、日本や京都ならではのお土産を求めて来られる方もいらっしゃるそうです。
そして、観光客の増加に貢献してくれたのがインスタグラム。
北川与三兵衛商店では、2018年5月にインスタグラムを開設。
開設当初は、ここまで反響が出ると思っていなかったとのことですが、地道にインスタを続けてきた結果、インスタを見て足を運んでくれる観光客のお客様も増えたそうです!
フォロワーの中には、一般の方だけでなく寺院様も多いそう。
今後の投稿も気になるところですね!
\ インスタはこちらから /
幅広い層のお客様が念珠を求めて来られることからも、北川与三兵衛商店の念珠の良さが伝わってきますね。
オリジナル念珠も作成可能!『北川与三兵衛商店』の念珠の魅力
『北川与三兵衛商店』では、お客様に合わせた念珠のオリジナル作成もお願いできます。
主玉・道具を常に多数取り揃えているという北川与三兵衛商店では、一点ものの念珠作りが魅力です。
琥珀・珊瑚・菩提樹・唐木・天然石・プラスチック・ガラス等の豊富な材質から好みのものを選択できます。
また、紐・房類も多数常備しているとのこと。
珍しい材質を仕入れることもあるそうなので、他では作れないような念珠をお願いできるのが最大の魅力です!
宗派に合わせた念珠作りに対応
浄土真宗・浄土宗・天台宗など宗派によって念珠の作りが異なるため、各宗派に合わせたオリジナルの念珠を作ります。
宗派の詳しい決まりがわからない場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
どの宗派でも使える念珠も対応可能
材質や素材にこだわりたいという方・宗派に関係なく使える自分だけの念珠が欲しいという方にも、オリジナルで念珠作成をします。
男性用・女性用にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
結婚祝いや嫁入り道具として念珠を贈ることもある
例えば、仏前結婚式では、「念珠授与」といって結婚指輪の交換のように念珠の交換を行う儀式があります。
結婚・成人・就職などの慶事でも用いられるため、大切な人への贈りものとしてオリジナルの念珠を用意するのも素敵ですね!
寺院様から多い受注は主に念珠や仏具などの記念品です。
お寺の事業として、本堂新築・本堂修復・御遠忌法要などで御門徒様から寄付を賜った際の返礼品として念珠のご注文をいただいたり、ご住職様が亡くなられた際に御門徒様やお寺様へ満中陰の返礼品として念珠のご注文をいただいたりします。
お店の場所柄、浄土真宗の正式念珠を選ばれるお客様は多いです。
また、京都は浄土宗が多いので浄土宗の正式念珠もよくご購入されます。
一般のお客様はご夫婦お揃いのペア念珠を探されていたり、誕生石の念珠を探されていたり、紛失したお念珠と同じものを探していたり・・・など様々なご相談がございます。
海外のお客様は念珠の写真や手描きのイラストを提示され、それと同じものを仕立てて欲しいとご注文されることもあります。
お客様のご要望に出来る限りお応えできるように丁寧な接客を日々努めております。
北川与三兵衛商店 5代目 北川裕一様
宗派やご希望の色・材質など、まずはお気軽に相談してみると良いですね!
長年の実績がある『北川与三兵衛商店』なら、きっとご希望通りの念珠が仕上がるでしょう。
念珠を選ぶ基準やマナーは?
念珠を購入するときやオリジナルで作る時の注意点はあるのでしょうか?
また、宗派による違いやマナーなども知っておきたいところですね。
念珠は大まかに2種類ある
念珠は「本式念珠」と「略式念珠」に分けられます。
当店では、どちらも多数展示しておりますが、簡単に言えば「宗派の有無」です。
本式念珠とは、宗派ごとに決められた正式な念珠
それぞれの宗派の正式な形の念珠を“本式念珠”といいます。
宗派によって仕立てが異なるため、購入時やオリジナル作成の場合は注意が必要です。
本式念珠の珠の数は本来108個となっています。
これは、人間の煩悩の数が108とされているためだと言われています。
人間のなかにある煩悩を断ち切るという意味から、この数が基になったという説があります。
しかし、現代では108個といった数の決まりは失われつつあります。
本式念珠を使う場合は、ご自身の宗派についてしっかり調べておくと良いでしょう。
『北川与三兵衛商店』では、宗派に関するご相談にも対応しております!
すべての宗派で使うことができる略式念珠
一方で、宗派を問わず使用できる念珠を”略式念珠”といいます。
急なお葬式や法要などでも、宗派を気にせず使用できることから、本式念珠よりも一般的に使われています。
念珠の基本的な形を保ちつつ、本式念珠よりも簡略化されたもので、珠の数も略式念珠の方が少ないです。
また、片手で持ち使用するため「片手念珠」とも呼ばれています。
男性用と女性用で珠の大きさが違う
- 男性用は珠の大きなもので作られた念珠
- 女性用は小さな珠で作られた念珠
というように男女で異なる念珠を使うのが一般的です。
貸し借りはマナー違反
念珠は「分身・厄除け」といった意味合いが込められたものだと考えられています。
そのため、家族間であっても基本的に貸し借りはしない方が良いとされています。
正式念珠を購入された方からの質問で多いのが、他の宗派のお葬式や法事などのお参りにも使えますか?というものです。
答えは「もちろん使えます」です。
各宗派の御念珠全てを揃えて使い分けることは不可能ですから「普段お使いのご自分の御念珠でお参り下さい」とお伝えしております。
お念珠が切れましたが縁起悪いのですか?との質問も多いです。
そんなことは全くございません。経年劣化です。
それだけお参りされてきたという証です。
お修理をご提案させていただいております。
手が大きいので通常サイズでは窮屈で合掌しにくいとのお悩みには、珠を増やして大きくできる素材をご提案させて頂いております。
腕輪念珠やブレスレットを購入される方には、手首のサイズに合わせて仕立て直しもさせていただいております。
若い方には石の素材が人気ですが、ご年配の方には石の素材は重く、また冬は冷たいので木や菩提樹、琥珀など温かみのある素材をご提案しております。
若い時に購入し、房の色が派手ですがこのまま使っても恥ずかしくないですか?との質問には、もちろん使われても問題ありませんが、気になるようでしたら房の色を落ち着いた色に交換(修理)できることをご説明させていただいております。
すなわち、珠数玉は破損や紛失が無い限り修理を繰り返すことで一生お使いいただく事が出来るのです。
永く使えるものだからこそ、ご満足いただける御念珠選びのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
北川与三兵衛商店 5代目 北川裕一様
お客様に合わせた丁寧な対応をされているのが伝わってきますね!
宗派に合わせた念珠をお求めの場合や不明点など、お気軽にご相談してみると良いですね!
各宗派のお仏壇や念珠以外の仏具も展示
『北川与三兵衛商店』では、お仏壇の展示もあります!
真宗大谷派(東本願寺)や浄土真宗本願寺派(西本願寺)といった各宗派のお仏壇だけでなく、宗派に関係なくお祀りできるお仏壇も取り揃えています。
金仏壇・唐木仏壇などの伝統型仏壇から、家具調仏壇(モダン仏壇)など現代風のお仏壇もありますので、お気軽にお問い合わせください。
お位牌やおりんなどの仏具もお仏壇に合わせてご提案させていただきます。
また、小物アイテムも充実!
念珠を保管しておく袋や、お線香などの小物も展示しています。
京都ならではの和を感じるアイテムはお土産にもぴったりです!
京都に来られた際には、お気軽にお立ち寄りください!
念珠のことなら京都の念珠専門店『北川与三兵衛商店』へ
創業当時から変わらず、京都の伝統を受け継ぐ職人が心を込めて作る『北川与三兵衛商店』の念珠。
という方にはぴったりです。
念珠以外にも各宗派のお仏壇・仏具も展示しています。
仏壇仏具に関することなら、お気軽に『北川与三兵衛商店』へご相談ください。
昨今、供養の方法は多様化してきました。
商品に対するお客様のニーズも様々です。
お仏壇は家具調が主流となり、サイズはコンパクトなものを選ばれるお客様が多くなりました。
それに合わせて三具足や位牌、過去帳やおりんなどの仏具はデザイン性を求められることが増えております。
店内にはお念珠はもちろんですが、仏壇・仏具も多数展示しております。
インターネットの画面では伝わらない質感や色、サイズなどは実際に見て手に取り、説明を聞き納得のいくものを選んでいただきたいです。
お客様のご希望に寄り添える商品を提案できるよう努めております。
些細なことでも遠慮なく弊店にご相談下さい。ご来店を心よりお待ちしております。
北川与三兵衛商店 5代目 北川裕一様
『北川与三兵衛商店』店舗情報
店舗名 | 北川与三兵衛商店(きたがわよさべいしょうてん) |
所在地 | 〒600-8157 |
アクセス | 【電車でお越しの方:最寄駅】 東本願寺・阿弥陀堂門前にある“下珠数屋町通”の東に入って二軒目の南側 |
営業時間 | 9時00分~17時30分 |
お問合せ先 | 電話:075-371-2556 ※「クーポンを発行」してからご来店いただくと、お得な特典を受けることができます。 |
お店へのアクセス情報はこちら
『北川与三兵衛商店』企業情報
安政5年(1858年) に京都の東本願寺前で「若狭屋」という屋号で創業。
念珠(珠数)・打敷(うちしき)の製造販売店として、初代「与三兵衛」により創業後、160年以上にわたり念珠専門店として製造・販売を続けています。
明治時代には、烏丸通の拡張に伴い、現在の東本願寺・阿弥陀堂門前の下珠数屋町通に移転しました。
4代目の頃からは、念珠・打敷だけでなく、お仏壇も取り揃えるようになりました。
金仏壇・唐木仏壇・家具調仏壇・上置き仏壇など多種類のお仏壇を展示。
また、真宗大谷派(東本願寺)と浄土真宗本願寺派(西本願寺)など、各宗派に合わせたお仏壇も取り揃えています。